熱中症による救急搬送は9000人超え 猛暑で前週の4倍に
7月9日(火)、総務省消防庁は2024年7月1日〜7日の熱中症による救急搬送状況を発表しました。
この1週間における全国の熱中症による救急搬送者数は「9,105人」で前週の約4倍となり、今シーズンで最も多くなりました。
この1週間における全国の熱中症による救急搬送者数は「9,105人」で前週の約4倍となり、今シーズンで最も多くなりました。
搬送者数は週末だけで4000人超
この1週間の中では搬送者数が最も多かったのは7日(日)の2,173人で、土曜日と日曜日だけで4000人を超えました。先週末は最高気温35℃以上の猛暑日地点が続出しました。特に7日(日)は静岡で40.0℃を観測するなど記録的な酷暑となり、熱中症による搬送者数が急増したことが考えられます。
この先は曇りや雨の日が続き、先週末ほど気温は上がらない予想です。ただ湿度が高いため蒸し暑く熱帯夜となる日もあるため、引き続き熱中症対策が欠かせません。
この先は曇りや雨の日が続き、先週末ほど気温は上がらない予想です。ただ湿度が高いため蒸し暑く熱帯夜となる日もあるため、引き続き熱中症対策が欠かせません。
熱中症予防のポイント
・暑さを避ける
・こまめな水分補給
・急に暑くなる日に注意
・暑さに備えた体づくり
・各人の体力や体調を考慮
・集団活動の場ではお互いに配慮
・暑さ指数の測定値などを把握
日常生活では、からだ(体調、暑さへの慣れ等)への配慮と行動の工夫(暑さを避ける、活動の強さ、活動の時期と持続時間)、および住まいと衣服の工夫が必要です。屋外では帽子や日傘を使う、水分をこまめに摂取する、日中の暑さを避けて活動する、といった基本的なことが大切です。また、室内で発症することも多いので、冷房を適切に使うなど、油断しないようにしましょう。
・こまめな水分補給
・急に暑くなる日に注意
・暑さに備えた体づくり
・各人の体力や体調を考慮
・集団活動の場ではお互いに配慮
・暑さ指数の測定値などを把握
日常生活では、からだ(体調、暑さへの慣れ等)への配慮と行動の工夫(暑さを避ける、活動の強さ、活動の時期と持続時間)、および住まいと衣服の工夫が必要です。屋外では帽子や日傘を使う、水分をこまめに摂取する、日中の暑さを避けて活動する、といった基本的なことが大切です。また、室内で発症することも多いので、冷房を適切に使うなど、油断しないようにしましょう。
熱中症のサインとは?
上の表は代表的な熱中症の症状です。このような症状が見られたら、すぐに涼しい屋内や日陰などに移動して体を冷やし水分を摂るようにしてください。
重症度Ⅲ度の場合は、一刻も早く救急車を呼ぶ必要があります。
重症度Ⅲ度の場合は、一刻も早く救急車を呼ぶ必要があります。
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
出典
総務省消防庁HP、環境省 熱中症環境保健マニュアル
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
出典
総務省消防庁HP、環境省 熱中症環境保健マニュアル
07/10 13:00
ウェザーニュース