九州や和歌山など広範囲で熱中症警戒アラート 明日3日(水)対象

環境省と気象庁は、明日3日(水)を対象とした熱中症警戒アラートを、九州や和歌山など西日本を中心とした12地域に対して発表しました。

対象地域では特に熱中症のリスクが高くなるため、こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

今年1回目の地域多数

▼熱中症警戒アラートの発表状況(計12地域)
 東京都(小笠原諸島) 今年3回目
 和歌山県 今年1回目
 徳島県 今年1回目
 福岡県 今年1回目
 長崎県 今年1回目
 佐賀県 今年1回目
 熊本県 今年1回目
 宮崎県 今年2回目
 鹿児島県(奄美地方除く) 今年4回目
 奄美地方 今年11回目
 沖縄本島地方 今年9回目
 八重山地方 今年24回目

熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数(WBGT)も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

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