沖縄や奄美に熱中症警戒アラート 明日25日(火)対象

環境省と気象庁は、明日25日(火)を対象とした熱中症警戒アラートを、沖縄本島地方、八重山地方(沖縄)、奄美地方(鹿児島)に対して発表しました。沖縄本島は今年初の発表です。

対象地域では特に熱中症のリスクが高くなるため、こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

今夜は寝苦しく昼間も蒸し暑さ続く

▼熱中症警戒アラートの発表状況(計3地域)
 沖縄本島地方
 沖縄県八重山地方
 鹿児島県奄美地方
梅雨明けしている沖縄や奄美は今夜もムシムシとした暑さが続きます。明日も朝から気温が高く、昼間は日差しが照り付けてかなり蒸し暑くなります。雨の降る時間もあり、不快な暑さとなりそうです。

熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数(WBGT)も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

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