今日は満月「フラワームーン」 気になる天気は?

2024年5月は、今日23日(木)22時53分頃に満月の瞬間を迎えます。5月の満月はアメリカの農事暦で「フラワームーン」とも呼ばれます。

今日は低気圧や前線から離れている東北では、満月をバッチリ見られそうです。

北陸から山陰にかけては雲の間から観測するチャンスがあります。また、北海道の太平洋側も早い時間ほど可能性がありそうです。

一方、関東から西の太平洋側と南西諸島は、前線の雲が広がり難しそうです。北海道の日本海側やオホーツク海側は、低気圧が接近して曇りや雨となり、観測にはあいにくの気象条件です。

5月の満月、英語で“Flower Moon”

農事暦における満月の呼び方

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは多くの花が咲くことにちなんで、5月の満月を「フラワームーン(Flower Moon/花月)」と呼ぶことがあるそうです。

満月とは

太陽、月、地球の位置関係

満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。

参考資料など

The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/

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