4月の地球の気温も過去最高 これで11か月連続に 欧州機関

地球の平均気温がまた過去最高を更新しています。EU=欧州連合の機関であるコペルニクス気候変動サービスは4月の地球の平均気温が、これまで最も高かった記録を0.14℃上回り、11か月連続で過去最高になったと発表しました。

東ヨーロッパや東アジアなどで平年を大きく上回る

コペルニクス気候変動サービスの最新の気候速報によると、4月の世界の平均気温は15.03℃で、産業革命前の基準期間である1850年から1900年の平均気温に比べて1.58℃高くなりました。これまで4月として最も高かった2016年を0.14℃上回る過去最高です。

特に気温が高かったのは東ヨーロッパ地域で、それ以外にも北米北部からグリーンランド、日本を含む東アジア、中東の北西部などで平年を大きく上回っています。

気象庁によると日本の4月の平均気温は基準値より+2.76℃高く、これまで最も高かった1998年の+1.97℃を大幅に更新しました。


ただ、全世界で気温が高かったわけではなく、平年より低くなった地域もあります。特に顕著だったのがオーストラリアで、ほぼ全土が平年を下回り、最近10年では最も気温の低い4月となりました。大雨による洪水被害があったアラブ首長国連邦(UAE)なども平年より低い気温です。

海面気温が依然として高い水準で高温に寄与

去年から継続している海面水温の高い状況が世界的な高温に大きく寄与していると考えられます。太平洋赤道域東部ではエルニーニョ現象が弱まったことで平年の水温に近づいた一方で、それ以外の太平洋の広範囲や大西洋の大部分、インド洋西部などで記録的な高さとなりました。

海面水温は2月や3月の水準に比べると幾分低下はしているものの、依然として過去最高レベルの高さが継続中です。海面水温の変動は比較的緩やかなため、こうした状況がすぐに解消することはないとみられます。海面水温の高さを起因とした世界的な高温傾向はしばらく継続する見通しです。

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