大阪で初雪を観測 強い寒波の影響で

今日12月21日(木)は神戸や奈良に続き、大阪の気象台でも初雪が観測されました。

17日(日)頃からの一連の寒波で、計18地点での初雪となっています。

平年より5日早い初雪に

上空約1500mで−6℃以下の寒気が西日本や北日本の大部分を覆ってきました。この強さの寒気は、降水があれば平地でも雪になる目安といわれます。

大阪管区気象台では、一時的に雪やみぞれ(雪まじりに降る雨)がこの冬初めて観測されたため「初雪」の発表がありました。平年より5日早く、昨季より2日早い観測となりました。

▼初雪の観測
 大阪管区気象台 平年より5日早く、昨季より2日早い
 神戸地方気象台 平年より8日遅く、昨年より1日早い
 奈良地方気象台 平年より8日遅く、昨年より1日早い
※神戸・奈良地方気象台では測器による自動観測(気温・湿度・感雨による自動判定)



このほか、初冠雪や初氷の観測も発表されています。

▼初冠雪の観測
 桜島(鹿児島地方気象台) 平年より3日遅く、昨年より3日遅い

▼初氷の観測
 広島地方気象台 平年より5日遅く、昨季より3日遅い
 岡山地方気象台 平年より4日遅く、昨季より3日遅い

西日本は明日22日(金)にかけて、北陸や北日本は23日(土)にかけ大雪のおそれ

冬型の気圧配置の強まりは、西日本では明日22日(金)にかけて、北陸や北日本では23日(土)にかけてがピークとなり、雪の降るエリアはこの後さらに拡大するおそれがあります。

西日本の市街地でも積雪となる可能性もあります。積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意してください。車を運転される方は、冬用タイヤへの交換やタイヤチェーンの装着など、雪道用の装備をご準備ください。



また、北陸や北日本では3日間で1m以上の雪が積もるところも出てくるかもしれません。立ち往生による車両滞留などの交通障害が発生することも考えられるため警戒してください。

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