インフルエンザ患者数は約13万人 患者数の多い状況続く

今日12月8日(金)、厚生労働省は2023年11月27日〜12月3日のインフルエンザ発生状況を発表しました。

この1週間における定点医療機関からの報告数は「132,117 人」でした。前週よりも7800人ほど減少したものの、依然としてインフルエンザ患者数の多い状況が続いています。

入院患者は50代以上で増加傾向

例年、インフルエンザは12月頃から流行し始めますが、昨年から今年にかけては散発的に流行があり、2023年9月時点で2万人を超える患者数が報告されていました。東京都は、9月12日にインフルエンザ流行注意報を発表しています。

学級閉鎖や学年閉鎖、休校などインフルエンザによる対応が取られている施設は、全国で4,690と前週より1,500ほど減少しました。

入院患者数は、若い世代は減少傾向にあるものの、50代以上の年代で増加傾向となっています。

感染予防として効果的な手の洗い方

インフルエンザは、例年であれば年明けにかけてさらに患者数が増える傾向があります。また、ここ最近は季節外れの暖かさから急に冬の寒さになるなど、例年以上に日ごとの寒暖の差が大きく、体への負担も大きくなっています。今後も引き続き、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等を継続して、感染予防に努めましょう。

過去にウェザーニュースが医師に伺った、効果的な手洗い方法をご紹介します。


1、両手を水で洗う
2、石鹸を手に取って泡を作る
3、手のひらを洗う
4、指の間も洗う
5、手の外側も洗う
6、指の先、爪も洗う
7、親指のつけ根を洗う
8、最後に手首を洗い、水ですすぐ

石けんやハンドソープを使うと、手の表面の皮脂に付着しているウイルスも洗い落とせます。手洗い前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いで数十個(約0.001%)に減らせることになります。ここまですれば、食事前やトイレの後は流水で15秒の手洗いで十分です。
出典
厚生労働省HPより

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