東京都内から富士山がクッキリ 空気中の水蒸気少なく見通し良好

今日8日(金)の関東は朝から雲ひとつない青空が広がっています。空気中の水蒸気が少ないため視程が非常に良く、東京都内から見える富士山は稜線までクッキリです。

昨日の夕方以降に乾いた空気が流入

関東は移動性の高気圧に覆われて、朝から青空が広がっています。

空気が非常に乾燥していて、9時の時点で最小湿度は36%を観測しました。前線が東に抜けた昨日の夕方以降、乾いた空気が流れ込んで、空気中の水蒸気が少なくなっています。その分だけ遠くまでよく見渡すことができ、東京は今日6時の視程(水平方向に見通せる距離)が40kmでした。

視程が良いため東京都内からは富士山の稜線までクッキリと見えていて、雪がだいぶ少なくなった様子も確認できるくらいです。

来週はじめに雪化粧し直しか

富士山周辺ではここしばらくまとまった降水がなく、静岡県御殿場市は11月28日以降、山梨県山中湖村では11月17日以降、1.0mm以上の降水を観測していません。

このため、冠雪はだいぶ少なくなって、山肌がだいぶ目立つようになっていました。

来週12日(火)頃は低気圧が日本付近を通過するため富士山周辺でも降水が予想されます。現時点では南から暖かな空気が流れ込む可能性が高いため、雪になるのは山頂に近い所に限られる見通しです。それでもある程度は、雪化粧をし直した富士山が来週中頃に姿を見せることになりそうです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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