気象庁1か月予報 12月は寒気南下しにくい 冬型続かず太平洋側で雨の日多い

今日11月30日(木)、気象庁は12月2日から1月1日までの1か月予報を発表しました。12月に入ると寒気が南下しにくくなり、気温は全国的に平年よりも高い予想です。冬型の気圧配置が続かず、太平洋側で雨の降る日が多くなります。

北海道と東北には高温に関する早期天候情報

この先1か月の気温

北極からの寒気が南下しやすい状況は12月に入ると解消し、いわゆる寒気の「蓄積期」に入る見通しです。日本列島の上空への寒気の流入は弱まって、全国的に暖かな空気に覆われます。

1か月の平均気温は北海道から沖縄まで全国的に平年より高い予想です。特に北日本は12月6日(水)頃からの平均気温が、平年よりもかなり高くなる可能性が高いとして、北海道と東北を対象に、高温に関する早期天候情報が発表されました。

今年の高温傾向を継承するような12月になるとみられます。

冬型続かず太平洋側で雨の日が多い

この先1か月の降水量

寒気の南下が弱いため、日本付近は冬型の気圧配置になりにくい予想です。西日本、東日本の太平洋側は低気圧や前線の影響を受けて雨の日が多く、九州から関東の各地で降水量は平年より多い予想となっています。

秋以降の降水量が少ない西日本の渇水傾向は解消が期待されます。

北陸と北日本の日本海側は平年並みの降水量となりますが、気温が高いため雪になりにくく、降雪量としては平年より少なくなる見通しです。年末年始にかけてのスキー場のオープンなどに影響が出るかもしれません。

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