台風10号 九州の一部が暴風域に 四国へ上陸し記録的大雨に

台風10号は14日(水)22時の推定位置で、種子島の東約180kmの海上にあって、時速20kmで北に進んでいます。九州南部の一部が台風の暴風域に入ったと見られます。

▼台風10号 8月14日(水) 22時推定
 存在地域   種子島の東約180km
 大きさ階級  大型
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   965 hPa
 最大風速   30 m/s
 最大瞬間風速 40 m/s

台風は現在、北よりに進んでいることから、15日(木)の午前中に四国に上陸する可能性が高くなってきています。そのあとは昼間に四国、中国地方を通過し、夜には日本海に抜ける見込みです。

九州や四国ではすでに暴風・大雨に

台風の北上に伴い、すでに西日本を中心に風雨が強まってきました。

14日(水)21時30分までの最大瞬間風速は、宮崎空港で28.3m/s、長崎県雲仙岳で28.1m/s、高知県室戸岬で27.6m/sを観測。21時30分までの24時間雨量は奈良県上北山で289.5mm、高知県魚梁瀬で204.0mmに達しています

台風の東側では災害級の大雨に警戒を

今回の台風は中心の東側で雨や風が強くなるという特徴があります。

四国や紀伊半島を中心に西日本では今後、さらに風雨が強まってくる見込みです。台風の中心から東側では平均で25m/s以上、瞬間的には40m/sを超えるような暴風が予想されます。

また、山間部を中心に強い雨が長時間に渡って続き、局地的には降り始めからの雨量が1000mmに達するおそれがあります。土砂災害や河川の増水、氾濫などに厳重な警戒が必要です。

自治体からの情報などもこまめに確認して、迅速に避難をできるように準備をしておくなど対策を取るようにしてください。

交通機関や物流への影響も

大雨や暴風の影響で、交通機関にも影響が出ています。
JR西日本はすでに山陽新幹線の15日(木)の運転を終日見合わせることを決めるなど、一部では事前に情報が発表されています。
お盆のUターンラッシュと重なるため、随時最新の情報を確認して、可能なら予定を調整してください。

海は大しけ 高潮による被害にも警戒を

各地の満潮時刻

すでに太平洋側の広い範囲で波が高くなっており、台風が近づくと10m近い大しけが予想されます。

また、15日(木)は大潮にあたることから、土佐湾や瀬戸内海などは高潮による浸水のおそれがあります。高波も続いていますので、海にはできるだけ近づかないようにしてください。

北海道でも大雨に警戒を

台風は日本海に抜けたあと、温帯低気圧に変わりながら17日(土)にかけて北海道に近づく見込みです。

北海道の多いところでは100mmを超える大雨が予想されますので、こちらも早めに雨への対策を済ませるようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風10号のクローサ(Krosa)は、カンボジアが提案した名称で「鶴」のことです。

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