銅材転売し着服 被害約6億か 大阪

 勤務先の銅材を無断で転売して約1120万円を着服したとして、大阪府警捜査2課は10日、業務上横領容疑で船舶などの配電制御システムを製造販売する「寺崎電気産業」(大阪市平野区)の元社員、佐野勝哉容疑者(43)=同区加美正覚寺=を逮捕した。容疑を認め、「ギャンブルや生活に充てた」と供述している。
 同社の調査報告書によると、佐野容疑者は平成21年12月~30年5月の間に約6億2900万円を着服していたといい、府警は捜査を進めている。
 逮捕容疑は、銅材の買い付け担当だった29年11月、富山県内の会社から仕入れた銅材約17トンを無断で約1120万円で転売し、着服したとしている。
 同課などによると、佐野容疑者は銅材の発注や出入庫の管理システムの入力などを実質的に1人で担当。実際に使用した銅材の量に、無断で転売した銅材を加えて水増しした量を管理システムに入力するなどして、転売を発覚しにくくしていたという。

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