【福井大雪】「用がなければ休業を」福井知事が企業に異例の要請 SNSで拡散、話題に 立ち往生回避に通行止め厳格に実施 

福井県坂井市内の県道を除雪する除雪車 =12日午後、福井県坂井市(永田直也撮影)

 冬型の気圧配置で13日にかけて大雪となる見通しになったことを受け、国土交通省福井河川国道事務所は12日、福井県あわら市などを通る国道8号であった車両の立ち往生を回避するため、同路線の通行止めを厳格に実施する考えを同日の県災害対策本部会議で示した。西川一誠知事は注意喚起とともに「企業も不可欠な仕事がない場合、操業を控えてもらいたい」と述べた。
不要不急の外出控え、操業時間短縮を
 福井県は13日のホームページで「県民の皆様へのメッセージ」と題した一文を掲載。道路除雪を効果的に行うため、車での不要不急の外出を控えることと、企業に対し操業時間の短縮などを求めた。また、西川知事は12日付で、県内の企業に対し「各企業においては、県民生活の維持に不可欠なものを除き、できるだけ操業やオフィスの営業を控えていただくようお願いします」と要請した。この異例の要請に関し、ツイッターなどのSNSで話題となった。
 国道8号の通行止めは、大雪警報などのもとで一定以上の降雪量があった場合に行われる。同事務所の中村圭吾所長は走行不能な車両の発生を抑えるため、早めの通行止めと除雪作業、通行再開の手順を繰り返すことで、車の通行を滞らせないとの考えを説明した。
 また、山間部を抜ける8号の南越前町赤萩-敦賀市赤崎区間でも、一時的な通行止めと除雪車などによる先導走行を繰り返すことで走行不能車を発生させない「ストップアンドゴー」をとるとした。
 一方、降雪が続く市町ではこの日、生活道路などの除雪作業を急いだ。県は36人をあわら市や勝山市などに派遣して支援。小中学校の再開に向け、福井市や坂井市、あわら市などでは保護者らが一斉に通学路の除雪を実施した。
 しかし、豪雪の被害は終息していない。福井地方気象台は12日、鯖江市などで大雪警報を発令し、福井鉄道は午後から全線で運転を見合わせた。
 また、北陸電力の発表などによると、同日、坂井市三国町安島などで氷雪による停電が約60戸であったほか、福井市味見河内町で樹木の接触により44戸が一時停電した。

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