「金子恵美より杉村太蔵より面白い」“裏金落選”丸川珠代氏、意外と多い「テレビ復帰待望論」も待ち受ける“茨の道”

 

 10月27日午後8時。衆院選の投票締め切り時間と同時に、「丸川珠代氏、落選」の一報が各社から打たれた。

 

「開票率0%の時点で報じられることから、マスコミ用語で『ゼロ打ち』と言います。圧倒的な強さの候補には当選がゼロ打ちされますが、注目された議員は落選もゼロ打ちされるので、屈辱です。

 

 丸川さんは環境相、五輪担当相も歴任しましたが、822万円の裏金不記載でどうにか自民党公認は得られたものの、比例代表での重複立候補はできませんでした。今回は参院からの鞍替え立候補ですが、小選挙区の敗戦で議員バッジを外すことになります」(政治担当記者)

 

 

 丸川氏は「言葉の限りを尽くして(不記載の)説明をしたが、信頼を得るには至らなかった」と落選を受けて述べたが、声はかすれ、表情は疲れ切っていた。

 

 丸川氏本人は今後について「自民党の一員であることには変わらない。我々がもう1度、スタートが切れるよう、地域のみなさまと力を合わせていきたい」と政治活動の継続を表明したが、世間では別の期待が持たれているようだ。

 

 政治家になる前は、テレビ朝日のアナウンサーとして活躍していた丸川氏。彼女の落選を受けて、Xではテレビ番組への復帰待望の声が意外に多いのに驚かされる。

 

《金子恵美より杉村太蔵より面白いかもしれない》

 

《また澄ました顔でビートたけしとTVタックル出れば良いのに》

 

《丸川珠代は落選したら金子恵美ポジションでテレビコメンテーターになるとみている》

 

 丸川氏がコメンテーターなどでテレビ出演をする可能性はあるのだろうか。ベテラン民放プロデューサーが語る。

 

「議員活動を続けながらでは難しいですが、元アナウンサーということで、テレビの“ツボ”を知っていますし、万人受けはしないと思いますが『愚か者』発言の強烈な印象もあります。番組出演すればキャラ立ちするでしょう。ただ、政治に関するコメントは『おまゆう(お前が言うな)案件』となり、炎上する可能性もあります」

 

“古巣”であるテレビ朝日の番組制作スタッフは「局アナを辞めたころは『生意気なやつ』という印象しかありませんでしたが、頭の回転が速く、『自分がどんな役割を求められているか』の計算ができる人物であることは事実。私自身は、使ってみたいとは思いませんが、ほかのプロデューサーにはぜひ起用していただき、いじり倒してもらいたい」と笑う。

 

 一方、辛口で評する人も。漫画家のやくみつる氏は「(テレビに)出演するべきではないです。出たらチャンネルを変えます」と厳しい。

 

「今回の選挙では、票が及ばず落選しましたが、これは裏金の説明もないことで、懲罰の審判が下ったのです。アナウンサーを辞めるときも、ご自身で『(私は)テレビ受けがよくない』と言っており、自覚していたはず。テレビに出演すれば、ますます印象が悪くなります」

 

 政界以外でも茨の道が続くようだ。

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