「早く禁止にしてほしい」無免許外国人観光客にカートを貸し出しで業者摘発も…“公道の嫌われ者”電動キックボードへの批判も続出
10月11日、朝日新聞は無免許の外国人観光客にカートを貸し出し、公道を運転させたとして、都内のレンタル業者の責任者が道路交通法違反の疑いで書類送検されたと報じた。
この問題に合わせ、危険運転が問題視される電動キックボードにも廃止運動の声が広がっている。
「記事によると、今年の4月、東京・大田区にあるレンタルカート事業を行う会社の40代男性責任者が、国際運転免許証不所持の外国人観光客の2人に、カートを1台ずつ貸し出し、そのうち1人が物損事故を起こし、駆けつけた警察の調べにより無免許運転が発覚。
外国人観光客らは、無免許による道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕され、責任者の男性は、無免許運転幇助の疑いで、9月3日付で書類送検されました。
レンタル会社は、国際免許に関するルールの周知が徹底されていなかったとするも、同社の取材に対し『お話しすることは一切ありません』と回答しています。都内を中心に外国人観光客に人気のレンタルカートですが、レンタル業者の摘発は異例のようです」(社会部記者)
この報道に、Xではカートへの批判の声が殺到している。
《もうカート禁止にしてくれや、遊園地やレーシングコースだけでやってくれよ、迷惑なんだわ》
《公道を走るのは本当に邪魔だし、そもそも危ないです。こんな商売は認めるべきでない》
《摘発が異例なんですか?公道でこんな危険な行為を容認していること自体問題です。》
さらに、カートに限らず電動キックボードへの批判の声も集まる事態となっている。
《カートや電動キックボード、さらに違法電動自転車が今まで保たれてきた交通規範を崩してきている。市民にとっては安全安心の危機である。厳重に対処してほしい。警察は電動キックボード規制緩和に加担したことも重罪》
《だいたい何で交通量の多い都心部走ってんだよ、LUUPと一緒に禁止しろ》
《これとLUUPは早く禁止にしてほしい》
《カートも危ないけれど、LUUPは更に交通ルールをほぼ無視でかなり危ない》
「今や電動キックボードは、“カート”と並んで公道の嫌われ者ですからね。交通インフラの整備と移動の利便性を上げるため、電動キックボードがここ数年で一気に普及しました。特に、2021年から電動キックボードを導入しているシェアリングサービス大手の株式会社LUUPのキックボードは、現在東京都を中心に9000以上ものポートの設置が拡大しています。2023年7月に施行した改正道路交通法で、16歳以上は免許がなくても運転が可能となったことで、若者を中心に多く利用されています。
しかし、信号無視や歩道の走行などの通行区分違反、飲酒運転などの交通違反が増加しており、警視庁によると、2023年7月から1年間に起きた電動キックボードの検挙件数は2万5156件。なかでも、電動キックボードが絡んだ交通事故は全国で219件発生し、そのうち、226人が負傷しています。
利用者が増加したことによって、カート以上に道路上の危険な存在となっているわけです。安全性の観点から電動キックボードの廃止を求める声が広がっており、同社も頭を悩ませているのではないでしょうか」(同前)
乗り物は便利でも、安全じゃないと。
10/12 06:55
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