「私もまったく同じ考え」公開討論会で “同調” 連発の小泉進次郎氏に視聴者呆れ「最初に語らせろ」「新たなキメ台詞」

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

 

 過去最多の9名が立候補し、混迷を極めている自民党総裁選。メディア各社による情勢調査で「上位2位以内に入ることは、ほぼ確実」とみなされているのが、小泉進次郎元環境大臣だ。しかし、党内人気とは裏腹に、X上では、一般ユーザーから酷評の声が多く聞かれる。

 

「小泉氏は、具体的な政策のなさや発言の軽さが、X上で連日批判を浴びています。9月14日に開かれた公開討論会では、『(自分が総理になったら)43歳でカナダの首相に就任したトルドー首相と “総理就任” 同い年』というアピールを2度繰り返し、呆れる声が続出。ワイドショーなどでも失笑を買いました。

 

 こうした反響に対策を練ったのかどうかわかりませんが、小泉氏は、9月16日に候補者が顔を揃えたネット討論会で、新たな手法を見せたのです」(政治担当記者)

 

 

 討論会で「経済政策」をテーマに各候補が政策を掲げていくなか、前経済安保担当大臣の小林鷹之氏は「労働市場の流動性を高めていくことが重要であって、この失業なき労働移動というものを進めていくことが大切」と主張。すると、小泉氏は「そこ、小林さんとまったく同じです」と発言。

 

 さらに、サイバーテロ対策についての議論では、小林鷹之氏と高市早苗氏が「アクティブサイバーディフェンスの重要性」を主張。これは、サイバー攻撃を受けてから対応を考えるのではなく、未然の防御を想定したものだが、小泉氏は「まさに、いまのお2人のように考え方が一致している」と同調したのだ。

 

 小泉氏の同調はまだまだ続く。

 

「時間ができたときの過ごし方」について、小林氏が「いちばんの癒やしは娘と過ごす時間」と語ると、小泉氏は「私もまったく同じなんですけど、やはり子どもとの時間は癒されます」とコメント。つねに誰かの意見に賛同し続けるスタンスを崩さないのだ。

 

 小泉氏が何度も見せたこの切り返しに、X上では、

 

《中1で英語覚えたての子がよくme too連呼してたの思い出す》

 

《「じゃあ、もう1回言ってみ?」と聞いてもいいかもしれない。》

 

《最初に語らせろ…すぐボロが出るから》

 

《新たなキメ台詞ですね!》

 

 などと批判的な声があがった。

 

「小泉さんからすると、知名度はすでに十分あるのだから、政策論争で下手に戦う必要はないという判断なのでしょう。

 

 本来であれば、総裁選候補が9名もいるのだから、少しでもほかの候補との違いを出して、支持を増やすようにしなければいけない。でも、小泉さんの場合、『政策の中身に違いがないのであれば小泉でいいや』という声を期待しているのでしょう。

 

 いわば最初から戦わず “勝ち逃げ” しようとしているのでしょう。

 

 さらに穿った見方をすれば、ほかの候補者と対立するよりも、ひたすら同調することで “なんとなくいい人” という印象を狙っているのかもしれません。

 

 攻撃的な姿勢で、東京都知事選で支持を集めた石丸伸二氏と真逆の作戦ですね」(同)

 

“検討総理” の次は “同調総理”。

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