周囲も呆れる兵庫県斎藤知事の“辞職拒否”と“批判逃れ”…それでも「維新議員」はにっこりツーショット

斎藤知事(写真・時事通信)

 

“自殺隠蔽”や、パワハラ疑惑におねだり疑惑……。まさに窮地に立たされているのは兵庫県の斎藤元彦知事だ。

 

「いまや、県内には誰も知事をかばう人がいません。側近たちも、次々に辞任を要求しているものの、本人は受け取る気が一切なし。日本維新の会が推薦した候補なので、当初は維新が辞任を思いとどまらせていると考えられていました。しかし今では吉村府知事すら『斎藤知事を擁護するな』と注意をするほど。まさに四面楚歌です」(政治部記者)

 そんななか、斎藤知事は7月27日に久々に県庁の外に姿を現した。兵庫県消防学校でおこなわれた県内の消防作法大会に出席したのだ。

 

「ほとんど来賓席には座らず、挨拶もそこそこに会場を後にしました。去年までは『髪型が崩れるから帽子は被らない』と言っていたのに、今回は制帽を目深に被っていたのが印象的でした。会場内の役員はみんな消防の制服を来て、帽子を着用しています。斎藤知事も同じ格好をすれば目立たないと思ったのでしょう。

 

 斎藤知事に対しては、ほかの来賓など大会関係者も遠巻きでしたが、維新の堀井健智議員だけが寄り添っていたのが印象的でしたね」(大会関係者)

 

 

 実際、堀井議員は自身のXのアカウントに斎藤知事とのツーショット写真を投稿。顔色の冴えない青白い顔をした斎藤知事が印象的だが……。

 

「じつは、そもそも2021年の県知事選の際、副知事の金沢和夫さんを自民党が推していて、対抗馬として堀井議員に立候補してもらう案が維新内部で出ていたんですよ。しかし、堀井さんからすれば、勝てない戦には出たくない。結局、斎藤知事が名乗り出て、自公相乗りして勝てました。堀井議員としては、今でも見捨てられない恩義はあるでしょうね」(同前)

 

 政治家同士の事情はともあれ、兵庫県政が機能不全に陥っているのは間違いない。

 

「兵庫県庁では、県側の意思決定機関である政策会議に欠席者が続出しており、完全に機能していません。また、外部から連日のように苦情電話がかかってきており、代表電話以外の部署にも架電される状態です。県職員が連日、電話対応に忙殺され、通常業務もままなりません」(県職員)

 

 斎藤知事はどのように受け止めているのだろうか……。

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