【能登地震】SMILE-UP.が被災者支援を発表 1年で8億円超を集めた旧ジャニーズ事務所の“良心”に喜び

七尾市の避難所では、段ボールによる仕切りなどもなく、雑魚寝の状態だ。物資も足りていないという(写真・吉田豊)

 

 1月4日、「SMILE-UP.」(旧ジャニーズ事務所)が公式サイトで、1日に発生した「令和6年能登半島地震」を受けて「災害支援募金」を開始すると発表した。

 

《所属アーティストが出演いたしますコンサート及び演劇公演会場(一部公演を除く)におきまして(中略)募金箱を設置することといたしました。

 

 

 お寄せいただきました募金は、全額を被災地にお届けいたします》

 

 として、今回の募金活動について、継続的な支援を目指すとしている。

 

 この発表を受け、Xでは「株式会社SMILE-UP」がトレンド入り。SNSでは

 

《SMILE-UP.社が能登半島地震の支援活動を開始。色々あってもこれまでも変わらず粛々とすべき事をしている姿勢に敬意を表します》

 

《「全額」とわざわざ書いてあって素晴らしい。SMAPの取り組みがあったから信頼はしている》

 

《安心安全なS-Uに募金させて頂きます》

 

 と、迅速な支援表明に喜びの声があがっている。しかし一方で、2023年に旧ジャニーズ事務所としての問題が噴出したことを念頭に

 

《この会社にタレントがいる謎と コンサート?募金? 意味がわからない》

 

《性被害者の補償会社が(性犯罪会社)が募金するんですか?》

 

《何故、補償会社が旗振ってるんだ?》

 

 と、辛らつな意見も見られた。

 

「今回、募金活動の発表のなかに『SMILE-UP!Project』の一環として実施する、という表現が出てきますが、この『SMILE-UP!Project』とは、旧ジャニーズ事務所時代、2018年7月24日に立ち上げたプロジェクトで、これまでに幅広い社会貢献、支援活動をおこなってきました。

 

 以前から旧ジャニーズ事務所は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災を受け、関西出身のメンバーがいるTOKIO、V6、KinKi Kidsの3組が期間限定で『J-FRIENDS』を結成するなど、震災関連のチャリティ活動をおこなっています。

 

 2011年3月11日の東日本大震災の際には、直後の3月29日に震災プロジェクト『Marching J』を発足させました。
『Marching J』には当時のすべての所属タレントが集結し、1年後の2012年3月までに8億円以上の募金を集めました。その全額が、被災した子どもたちに寄付されています。

 

 2016年4月に起きた熊本地震後では、中居正広(当時SMAPに所属)が仲間と複数回、現地を訪問。木村拓哉、長瀬智也(当時TOKIOに所属)、岡田准一(当時V6に所属)が、石原軍団に参加して炊き出しをおこないました。

 

 そういった流れのなかで、2018年7月、事務所内に社会貢献活動をおこなう窓口として『Smile Up!Project』が作られ、寄付やボランティア活動を継続しておこなうことを宣言しました。さっそく同月、西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県の小学校などを、二宮和也と松本潤が訪れて、被災者と交流しました」(芸能記者)

 

 被害者への補償はもちろんだが、旧ジャニーズ事務所が担ってきた社会貢献という善の側面は、続けてほしいものだ。

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