「都民チョロすぎる」「都知事選前のバラマキ」東京都高校無償化に疑問の声「財源は百合子のポケットマネーではなく税金」

(写真・時事通信)

 

 東京都の小池百合子知事は12月5日、私立を含めた都内のすべての高校の授業料を「実質無償化」する方針を明らかにした。

 

 現在は、世帯収入が910万円未満の場合、都立校では約12万円の年間授業料が、国の就学支援金により無料に。私立では、国の支援金と都の補助金を合わせ、約48万円の補助が出ている。この910万円の所得制限を撤廃しようというのだ。

 

 都内の私立高校では、授業料や入学金などで年間約100万円がかかるとされている。この小池知事の表明に対し、SNSでは

 

 

《高校無償化、素直にうれしい めちゃくちゃ助かる 子どもの数に関わらず所得制限かけられるの意味わからんかったよ》

 

《小池都知事ありがとうー!! 住んでてよかった東京都》

 

 など、歓迎する声が多数あがった。

 

 だがその一方では、この施策に疑問を持つ人も少なくない。

 

《私立高校無償化って、特に東京なんか公立沢山あるんだから金ないなら公立行けば良くない?なんで私立高校の授業料に税金使われないといけないの??》

 

《高校授業料無償化は、今まで通り所得制限つけておくべき。必死に働いても低年収で結婚も子供も持てない人達から徴収した税金を、高所得者の子供に与えて親が贅沢しやすくするだけ》

 

《東京都の実質高校無償化、独身税と子無し税ですね》

 

 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏は、自身のYouTubeチャンネルで「めちゃくちゃ愚策」と批判。「高校の教育なんて、みんなただ学校行ってるだけで、ちゃんと勉強してるやつなんて、ほんのひと握りだと思う。そんなもののために、めちゃくちゃ金が使われる。俺たちが納めた税金が使われる。俺は東京都民じゃないから関係ないけど、腹立つじゃん」と主張している。

 

 また、これが「都知事選」を見据えたものでは、という見方も多い。

 

《百合子は選挙直前で好印象&目立つ為にばら撒き、洗脳してきたな… 本当に計算高さはピカイチ…》

 

《都知事選挙前のバラマキ政策金利みたいなもんじゃない》

 

《今まで散々都知事に騙されてきてんのに高校無償化で手のひら返してんのちょろ過ぎて草》

 

《財源は百合子のポケットマネーではなく税金であることをよく心に留めておこう》

 

「小池都知事の任期は2024年7月まで。本人は去就を明らかにしていませんが、3選を目論んでいる可能性は十分にありそうです。政府の少子化対策が批判にさらされている、このタイミングで表明するあたり、風を読む“勘”のよさは相変わらずのようです」(週刊誌記者)

 

 これまで、公約のほとんどが未達成の小池知事。2024年7月には72歳になるのだが――。

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