岸田首相の支持率、ついに過去最低26.9%…自信の減税策もまったく評価されない “袋小路”

写真:つのだよしお/アフロ

 

「月末から月が変わって10日頃までは、生きた心地がしません」

 

 ある自民党議員がこう嘆く理由は、ちょどこの頃、マスコミ各社がおこなった世論調査の内閣支持率が発表されるからだ。

 

 10月30日も「ANN(テレビ朝日系)」「テレビ東京・日本経済新聞」の世論調査の結果が報道されたが、どちらも「政権発足以降、過去最低」という悲惨な内容だった。

 

 

 10月28日、29日におこなった「ANN」の調査では、「内閣支持率が6カ月連続下落。前回調査から3.8ポイント減り、政権発足以降過去最低の26.9%」だった。

 

「自民党内では、『支持しない』が過半数の51.8%だったことが衝撃的に受け止められています。有権者の半分が岸田政権に『NO』ですから。

 

 政策では、所得税などを定額で4万円減税することについて『評価しない』と答えた人も過半数の56%。その理由の41%が『政権の人気取りだと思うから』でした」(政治担当記者)

 

「テレビ東京・日本経済新聞社」が10月27日から29日におこなった調査では、内閣支持率は前回調査から9ポイント下げて33%だった。

 

「この数字も岸田政権発足後、最低です。さらに『2012年に自民党が野党から与党に政権復帰してからも最低』と解説しています。そしてこれだけでは終わらず、政党支持率も、政権奪還後で最も低い32%でした。所得税減税については『適切ではない』と回答した有権者が65%にもなりました」(同)

 

 まさに惨憺たる結果に、先の自民党議員は、

 

「自信を持って打ち出した減税策がまったく評価されず、しかも実施時期が来年6月なので、年末に向けてますます不満が高まります。首相は企業の賃上げに期待していますが、中小企業はその余力がないので、支持率が上がる要素が見つかりません。電話ではなくネットで世論調査をしたら、1桁になるのではないでしょうか」

 

 と声を落とす。

 

「内閣支持率の調査方法は各社で異なりますが、26.9%というのはかなり厳しい数字です。このまま袋小路に追い込まれれば、支持率30%割れが常態化しかねません」(同)

 

 ネットニュースのコメント欄には

 

《これでも4人に1人は支持しているのは驚きだ》

 

《これと言った不祥事がないのに支持率下落が止まらないのはよほど酷いですね》

 

 などのコメントが寄せられていた。

 

 一向に下げ止まりが見えない内閣支持率。岸田首相は「支持率に一喜一憂しない」が決まりセリフになっているが、さすがにこれだけ「過去最低」が並ぶと、「一憂」どころか「多憂」なのではないか。

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