宮古島にリゾートホテルが次々と…バブル再来にレンタカー店は「月収200万円前後でウハウハ」も現地住民は環境破壊を危惧

「宮古ブルー」と呼ばれる海にかかる池間島と宮古島を結ぶ池間大橋(写真・AC)

 

 10月11日から開始予定の「全国旅行支援」。旅行代金の40%が割引(上限5千円。交通つきの場合8千円)される取り組みは、約2年前に実施された「Go To トラベル」同様の反響が予想される。

 

 観光地としてトップクラスの人気を誇る沖縄県。そのなかでも多くの観光客が見込まれるのが「宮古ブルー」と呼ばれ、透明度抜群の海が有名な「宮古島」だ。

 

 

「コロナ禍1、2年めは国から行動制限が出されていて観光客は全然来なくなりました。地元の飲食店も本州からコロナ感染者が訪れるのを恐れて、“島民以外お断わり”などの張り紙を出すなど、ピリピリしたムードさえありましたよ」(宮古島住民)

 

 一度は遠のいた客足も、現在はかなり回復してきているという。2021年10月に、宮古島に移住した40代の男性は嬉しそうに話す。

 

「今年は行動制限のない初めての夏休みだったでしょ。宮古島は連日かなりの観光客で賑わっていましたよ。僕は2021年から宮古島でレンタカー業を始めたのですが、今年の夏はすべての車をほぼずっと貸し出していました。売り上げは月200万円前後かな。

 

 さらに2021年から、宮古島ではリゾートホテルの建設が相次いでいるんです。2023年には『ヒルトン沖縄宮古島リゾート』が、2024年には『ローズウッド宮古島』が開業予定なのが、島民の間で話題になっています。ヒルトンホテルはすでに8割完成しています。リゾートホテルができればさらに観光客が見込めるので、コロナ以前の盛り上がりになりそうです。宮古島バブルの再来ですよ」

 

 一方で、長年宮古島に住む60代男性は心配そうに眉をひそめる。

 

「沖縄や宮古島のような離島は、観光業で成り立っているからね。お客さんが増えるのはいいことだけど、環境を壊してまで建てるべきじゃないと思うね。長い目で見れば、自然が壊されて海が汚くなれば観光客も減るでしょ。実際に30年前に比べると、飲食店やホテルの増加で別の島みたいになってしまった。砂浜にはゴミが打ち上げられていることだってあるさ」

 

 目先の利益で“宮古ブルー”が消え失せないといいが……。

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