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岸田首相、就任100日めの評価は…「方針ブレブレ」「八方美人」どうにもモヤモヤが止まらない

 

 1月11日、岸田文雄首相は就任から100日めを迎えた。首相官邸で取材に応じた首相は、「新型コロナウイルス対応、日本経済の再生、外交・安全保障。目まぐるしく変わる国内外の情勢に機動的に対応しながら、スピード感をもって山積する課題に一つ一つ決断を下し、対応してきた」と振り返った。

 

 就任以降、支持率は上昇しているが、SNSでの評価は微妙なものが多い。

 

 

《国民の人気取りに先のことは考えずに安易なばら撒き政策。判断は早いように見えて詰めは甘く、方針はブレブレ。まだ評価するには早いものの、岸田政権は菅や安倍の時よりよっぽど無能な気がする》

 

《岸田内閣は八方美人 事なかれ先伸ばし内閣》

 

「ブレブレ」という言葉は、岸田政権に対して、しばしば使われる。今年最初の会見で、自ら「一度物事を決めたとしても、状況が変化したなら、柔軟な対応をする。こういったことも躊躇してはならない」と語っていたが、その言葉どおり、政策はたびたび書き換えられてきた。

 

 以下、具体的に見てみよう。

 

■「分配なくして成長なし」→「成長なくして分配なし」

 

 2021年10月4日、首相就任後初の会見では「分配なくして成長なし」と経済政策に対する考えを強調。しかし、10月6日には、松野官房長官が「成長と分配は車の両輪」とトーンダウン。

 

 10月11日の衆議院本会議の答弁では、ついに岸田首相の口から「成長なくして分配なし。まず成長を目指すことは極めて重要であり、その実現に向けて全力で取り組みます」と語られた。

 

■「令和版所得倍増計画を!」

 

→「文字どおりの『所得倍増』を指し示しているものではない」

 

 2021年9月の総裁選では、令和版「所得倍増計画」を打ち出し、国民全体の所得を引き上げることが「私の公約」と宣言した。しかし、10月の総選挙では公約を “封印”。当時の山際大志郎経済再生担当相は「文字どおりの『所得倍増』を指し示しているものではない」との認識を示した。

 

■「ワクチン3回目接種をできる限り前倒し」

 

→「全国民を対象にするのは困難」

 

 臨時国会が召集された12月6日、所信表明演説のなかで、新型コロナの変異株「オミクロン株」の世界的な広がりを受け、「ワクチン3回目接種の前倒し」を表明。しかし、翌日には後藤茂之厚労相から「全国民を対象にした前倒しは困難」と軌道修正された。

 

■「特別給付金10万円のうち5万円分はクーポン」

 

→「10万円の現金一括給付も選択肢」

 

 18歳以下への10万円相当の給付について、当初は2021年内に5万円を現金で、残り5万円をクーポンで支給する方針だった。貯蓄に回ることを避け、消費を喚起するためとされたが、クーポン支給の事務費が967億円にのぼることが発覚。

 

 さらにクーポンではなく、自治体独自の通販サイトで使えるポイント案も提示され、二転三転ぶりに世間から大きな批判が集まった。最終的に岸田首相は、年内に現金一括給付の形を取ることを容認した。

 

■「オミクロン株濃厚接触者の受験は認めない」

 

→「別室受験などの機会確保を」

 

 12月24日、文科省は大学入試をめぐり、オミクロン株の濃厚接触者は、無症状でも受験を認めないとする方針を発表。受験生や保護者から不安の声が上がると、岸田首相は12月27日、「受験生に不安が広がっていることは承知」と語り、同日、一定条件を満たせば別室受験が可能となった。

 

「柔軟な対応」といえば聞こえはいいが、繰り返される方針転換に、国民が振り回されているのは間違いない。今後も朝令暮改を繰り返すようであれば、モヤモヤやイライラが溜まるばかりだ。

 

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