岸田文雄首相 総選挙公示2日前にも“お付きなし”で…6年通う理容室は「若者客が多い」麹町の人気店「政治の話はされません」

9月29日も「散髪」で整えてから総裁選に臨んでいた

 

 10月19日に公示を迎えた第49回衆議院議員総選挙――。岸田文雄首相(64)も「自由民主党総裁」として、選挙戦に臨むことになる。

 

 公示日の前々日の10月17日、宮城県、福島県を視察し、夜には党首討論イベントに参加した岸田首相。その日の「首相動静」を見ると、議員宿舎への帰宅前に最後に訪れたのは理容室だった。

 

 

 その場所は東京都千代田区にある「カット・イン・ソーレ麹町店」だ。
 議員宿舎から徒歩10分弱。客層を見ると若い男性も多く、菅義偉前首相(72)が、高級ホテル内で散髪したり、安倍晋三元首相(67)が昭恵夫人に進められた「美容室」で散髪しているのに比べると、意外なチョイスに思える。

 

 岸田首相の来店について「カット・イン・ソーレ麹町店」の店長・仲澤諒さんに話を聞くと「2015年1月末から来店していただいています」と話す。

 

「本来であれば10月17日は、定休日で家族と過ごす予定だったため、『別の日の営業時間内に予約いただきたいです』と一度お断りしたんです。
 しかし、私の妻が『せっかくだから、店を開けてあげれば?』と言ってくれたので、施術させていただきました」(仲澤さん、以下同)

 

 岸田首相がいつも来店時に頼むのは、カット、シェービング、シャンプー、ブローといった施術が一体となった「いちおしコース」と「カラーリング」で、料金は合わせて1万890円(税込み)だという。

 

「予約はご本人ではなく秘書の方がされていますが、来店時はおひとりでいらっしゃいます。多いときは月に数回いらっしゃいますね。
 施術で気をつけているのは、岸田さんは肌が弱いところがあるので、使うシャンプーなどもかぶれないように肌に合ったものを選んで使用しています」

 

 10月17日の来店は衆議院選挙の公示日に向けての気合いの散髪だったはずだ。じつは、岸田首相は以前も“大事な日”の前に来店していたという。

 

「前回は9月28日。自民党新総裁になられる前日にいらっしゃいました。今回は首相になって初めての来店でしたね」

 

 この3週間、所信表明演説や代表質問、そして衆議院の解散と首相になってさまざまな“初仕事”を終えた岸田首相。仲澤さんから見て、変化があったという。

 

「やはり以前とは違いましたね。疲れていらっしゃったと思うのですが、顔色が悪かったですね」

 

 ふだんの施術中は「ヘアスタイルの話などをしていて、政治の話題にはなりませんね」と、仲澤さんは話す。
 だが、じつは岸田首相が掲げる「令和版所得倍増計画」について期待を寄せているという。首相には直接、伝えられなかったメッセージを伺った。

 

「GDPは20年以上停滞し、いまや日本経済は後退しています。岸田さんには体に気をつけて、経済対策を頑張っていただきたいですね」

 

 多くの国民も、仲澤さんと同じ思いを抱えているはず。岸田首相は切実な願いをかなえてくれるのか――。

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