山梨県知事選で人気者の面目保った小泉進次郎氏

 春の統一地方選、夏の参院選が重なる「亥(い)年選挙」で、両選挙の前哨戦となった山梨県知事選が27日投開票され、自民・公明両党が推薦した無所属新人の元衆院議員長崎幸太郎氏(50)が、再選を目指した無所属現職の後藤斎氏(61=立民、国民推薦)ら3人を破り、初当選を果たした。

 自民党は同知事選を「この1年を左右する選挙」(岸田文雄政調会長)と位置付け、昨年末から二階俊博幹事長や菅義偉官房長官らが長崎氏支援のために次々と山梨入りする組織戦を展開した。

 長崎氏は衆院山梨2区で自民の堀内詔子衆院議員と議席争いを続け、保守分裂選挙を繰り返していたため、堀内氏の支持者らに反発があり、県連内の一部と市町村長の一部が現職の後藤氏の支持に動いたが、長崎氏が堀内氏と和解し、結束に努めた。

 自民党内では当初、山梨2区を巡る長崎氏(二階派)と堀内氏(岸田派)との保守分裂が県知事選にも影響すると懸念する声が多かったが、長崎氏当選を受け、二階氏は「一丸となって戦った結果だ。分裂しては勝てない。幸先の良いスタートが切れた」と満足げ。岸田氏も「一致結束できた」と双方とも和解を強調した。

 自民党は大物の他、人気者の小泉進次郎衆院議員(37)も投入した。

「進次郎氏は、山梨2区の保守分裂選挙で長年対立していた堀内氏も今回は長崎氏支援であることを強調し『対立を乗り越え、融和で一つにつなげる。それがこれからのリーダーに必要』と応援演説し、勝利に貢献した。統一地方選や衆院大阪12区と沖縄3区の補欠選挙、参院選に向けてまずは人気者の面目を保てた形」と永田町関係者は話している。

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