口利き疑惑渦中の片山さつき大臣 文春提訴は時間稼ぎか

片山さつき大臣

 国税庁への口利き疑惑渦中の片山さつき地方創生相(59)が逃げ切る気満々だ。

 週刊文春によれば、2015年に税務調査を受けた企業経営者が青色申告の取り消しを免れるよう片山氏に国税庁への働きかけを依頼し、見返りとして私設秘書の税理士に100万円を支払ったという。

 これに片山氏は「事実無根」と文春を提訴。文春側は企業経営者と片山氏の音声データを公開したが、同氏は2日の衆院予算委員会で「(音声が)自分の声かどうか、ちょっとあれでは分からない。いつ誰の会話で、どういうことかは判断できない次第だ」と、逃げ口上を連発した。

 共同通信社が3~4日に実施した全国電話世論調査では、片山氏の対応について「記者会見などで詳しく説明するべきだ」が74・7%に上る。それでも当の本人は会見を開くどころか、大臣を辞める気すら毛頭ない。政界関係者はこう話す。

「片山氏にとっては念願の初入閣。安倍首相への再三のアピールが実った形です。首相は彼女のことが苦手なようですがね(笑い)。権威欲の塊みたいな人がそう簡単に大臣職を手放すはずがありませんよ」

 事実、文春が疑惑を報じると分かるや、片山氏は大荒れで「あなたがリークしたの!」と関係先に犯人捜しの電話をしまくっていたという。

「いまの片山氏は逃げ切る気満々。『司法の場で白黒つける』と言っていますが、判決までには1年近くかかる。裏を返せば、それまでの間は辞めるつもりはない。文春を提訴したのは、大臣職の延命のためですよ」(同関係者)

 官邸筋も片山氏の大臣としての資質には見切りをつけているが「このまま逃げ切れる」と考えているという。先の共同の世論調査によれば、相次ぐ閣僚の不祥事が発覚しながら、安倍内閣の支持率は43・7%で、ひと月前の調査から0・8ポイント上昇。来年の参院選までに支持率が急落しない限り、片山氏のクビを切って「ほら、見たことか」となるよりは、放置した方が得策と考えているようだ。

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