世田谷一家殺害事件の遺留品バッグから頭髪 現場に残された約20本との関連は?

 2000年12月に東京都世田谷区の住宅で宮沢みきおさん(44=当時)ら一家4人が殺害された事件で、現場に残されたヒップバッグ内から犯人のDNA型と一致する黒色の頭髪が見つかっていたことが3日、分かった。警視庁成城署捜査本部が明らかにした。

 捜査本部は情報提供を求めるホームページ(HP)で、頭髪に関する説明や犯人が履いていた靴の3D画像を新たに公開した。

 捜査本部によると、頭髪はヒップバッグから2本見つかり、1本は黒色の長さ約2・5センチで、現場に残されていた犯人の男の血液とDNA型が一致していた。もう1本は黒褐色の約1・5ミリで、両端がバリカンのようなもので切られていた。

 バッグ内には蛍光ペンなどの塗料が付着。捜査本部はこうした文具を学生がよく使うとの推測から、犯人像を現役の学生や卒業後もバッグを使用し続けていた事件当時15歳から20代で、頭髪が黒色や黒褐色だった可能性があるとみている。現場からは別に約20本の頭髪が見つかっており、関連を調べている。

 捜査本部は現場の足跡から靴を特定しており、これまでも画像をHPに掲載していたが、さまざまな角度から形状を確認できるように3D画像を作成した。靴は韓国製で新品ではなく、サイズは27・5センチ。1998年10月~00年11月に製造された。このサイズは正規ルートでは日本で販売されておらず、韓国で購入され個人的に持ち込まれるなどした可能性がある。

 遺留品をめぐっては今年5月、チェック柄で、長さ約130センチのマフラーについても捜査本部が情報を公開。成人用としては短く、繊維の状態から少なくとも数年間使用したとみられ、犯人が少年期から青年期にわたり、長期間着用していたと推測され、首回りが細く、家族と同居していた可能性があるとしている。

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