山陽新幹線、運転再開 保守作業遅れ始発から運転見合わせ

JR西日本本社=大阪市北区芝田2で、平野美紀撮影

JR西日本本社=大阪市北区芝田2で、平野美紀撮影

 山陽新幹線は23日、山口県の厚狭(あさ)―新下関間の保守作業が長引いた影響で、広島―小倉間の上下線で始発から運休し、午前11時36分に運転を再開した。JR西日本によると、影響で上下計86本が運休、上下計104本が最大3時間45分遅れ、約6万1200人に影響が出た。

 JR西によると、保守作業は毎日、終電から始発の間に実施している。22~23日は架線の張り替え工事中に何らかのトラブルがあり、23日午前4時10分ごろ、現場の作業員から指令所に「始発までに作業が終了しない」と連絡があった。更に、作業用車両が動かなくなり、他の車両でけん引して収容したため、再開まで時間がかかったという。【佐藤緑平、竹林静】

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