新型コロナ 最新の感染状況や対応は

宿泊療養施設内に診療所新設へ 大阪府、医師ら常駐し治療可能に

大阪府の吉村洋文知事=石川将来撮影

大阪府の吉村洋文知事=石川将来撮影

 大阪府の吉村洋文知事は15日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者が入所する宿泊療養施設内に診療所を新設する考えを表明した。医師や看護師が常駐し、対面での治療を通じて体調異常の早期把握や重症化の予防を目指す。21日から10月8日まで、診療所を運営する事業者を公募し、同月中の開設を目指す。

 府は15日現在、宿泊療養施設を27カ所に計7284室確保している。今後の感染再拡大も見据え、19日までに31カ所・約8400室まで拡充する方針。現在は全施設に看護師が常駐して健康観察しているが、常駐の医師による対面診療はなく、オンライン診療にとどまっている。

 診療所は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく臨時の医療施設で、府は数カ所に設けたい考え。日中、医師や看護師が常駐し、重症化を防ぐ抗体カクテル療法や投薬などを実施。現在も3カ所の療養施設では抗体カクテル療法を導入しているが、診療所開設を通じて体制を手厚くする。診療所のある療養施設への入所は、軽症者の中でも比較的症状が重い人や、基礎疾患など重症化リスクのある患者を優先させる見通し。

 吉村知事は「医療機関でのさらなる病床確保は厳しい。第6波に備えて宿泊療養施設の『病院化』を進めたい」と述べた。【鶴見泰寿】

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