新型コロナ 最新の感染状況や対応は

ワクチン異物混入、ファイザー社「安全性に問題なし」自主回収せず

新型コロナウイルスのワクチン接種準備が整った注射器=手塚耕一郎撮影

新型コロナウイルスのワクチン接種準備が整った注射器=手塚耕一郎撮影

 米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンから白い浮遊物が各地の接種会場で見つかったことについて、ファイザー社は15日、「製品由来の白い浮遊物を含むバイアル(容器)から接種した場合も安全性に問題はない」との見解を発表した。自主回収はしない。ただ、複数の自治体から浮遊物の報告が寄せられたロット番号「FF5357」については調査する。

 同社のワクチンは接種の際、容器に入った液を生理食塩水で薄めて使用する。添付文書には「希釈前は白色の微粒子を含むことがあるが、希釈すると溶解する。希釈後に認められる場合には使用しないこと」と記載している。今回、神奈川県鎌倉市から希釈後も白い浮遊物が混入しているとの報告が寄せられ、相模原市や堺市も同様の事例があったと公表。同社によると、これまでに医療機関などから計95バイアル分で報告が寄せられている。

 同社によると、製品由来の白い微粒子は有効成分の凝縮物。希釈後も残った場合のワクチンについて、「仮に接種した場合でも安全性に問題はない」とした。

 これに関連して厚生労働省は同日、「品質に問題があれば必要な対応を取るが、安全性の懸念は認められない」と説明した。【矢澤秀範】

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