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鳥取県教委、部活ガイドラインを弾力運用へ 大会出場の機会確保

鳥取県教育委員会が入る県庁第二庁舎=野原寛史撮影

鳥取県教育委員会が入る県庁第二庁舎=野原寛史撮影

 新型コロナウイルスの感染状況が急拡大した場合に生徒らの大会出場機会が失われないよう、鳥取県教委はコロナ禍での部活動に関するガイドラインを弾力的に運用してもらう方向で検討を始めた。学校関係者の感染により米子松蔭高校(米子市)が全国高校野球選手権鳥取大会への出場を一旦は辞退した問題で、主催する県高野連は県教委のガイドラインに沿って大会を運営してきたと説明していた。

 取材に、足羽英樹教育長が明らかにした。大会出場の可否は主催者が判断すべきとしたうえで「感染防止策をして安全なことを前提に、生徒らの出場機会を確保するためガイドラインの運用面で対応してもらえるよう検討している」と述べた。

 ガイドラインは学校の生徒や教職員らが感染した際は臨時休校になるとして、その間は大会に参加できないと定める。県高野連はこれに準じて策定した独自のガイドラインに基づき、当初は米子松蔭を不戦敗としていた。

 ただ、県教委のガイドラインは「保健所が実施する疫学調査を踏まえ、専門家と協議した結果、参加できる場合もある」ともしており、参加の可否を判断する基準が分かりにくかった。このため県教委は、やむを得ず大会に参加できない場合は日程変更を検討するなどの弾力的な運用法を主催者や各校に示し、生徒らの出場機会を確保してもらう考えだ。

 一方、感染の急拡大に伴って大会運営に支障が出た場合は、県も主催者に日程変更で生じた必要経費などを支援すると決めた。17日に境との2回戦が予定されていた米子松蔭は不戦敗が取り消され、21日の試合でサヨナラ勝ちしている。【平川哲也、野原寛史】

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