美浜原発でクレーン事故 人的被害なく関電は公表せず

クレーンが倒れる作業事故があった建設現場=福井県美浜町で2019年9月26日午前10時36分、高橋一隆撮影

クレーンが倒れる作業事故があった建設現場=福井県美浜町で2019年9月26日午前10時36分、高橋一隆撮影

 関西電力美浜原発(福井県美浜町)で8月、テロ対策用の特定重大事故等対処施設(特重)建設工事中にクレーンが倒れる事故が起きていたことが分かった。関電は人的被害がないことなどを理由に公表していなかった。

 関電によると、倒れたのは海上作業用の台船(300トン)に設置されたバケット付きクレーンアーム(長さ26メートル)。8月7日午前9時ごろ、海辺での特重建設のため砂利を運び出す作業中、アームを支えるワイヤが巻き取り機の不具合などで切れ、クレーンが陸上へ倒れたという。作業員は離れた場所にいて、けがはなかった。

 美浜原発では9月17日、足場が崩れて作業員2人が重軽傷となる事故があった。同19日には高浜原発(同県高浜町)の特重用トンネルで工事中の作業員9人が一酸化炭素中毒などで搬送される事故が起きている。【高橋一隆】

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