岐阜大、地域科学部廃止案が浮上 職員組合は反発

 岐阜大(岐阜市柳戸、森脇久隆学長)で、地域科学部を廃止して経営学部を新設する案が浮上している。職員組合地域科学部支部は「国立大で組織改編が進められつつあるが、既存の学部を丸ごと潰して新学部を作るというのは前代未聞の暴挙だ」と反発し、存続を求め署名活動を始めた。

 職員組合によると、大学は2015年以降、6番目の学部として経営学部新設を検討していた。しかし今年3月と5月の2回、大学側が文部科学省を訪問した際、同省から「人・モノ・金はあるのか」「地域科学部内部でもできるのでは」などと、学部の新設計画が疑問視されたという。

 その後、大学から役員懇談会名義で学部側に「地域科学部を廃止して経営学部にする」との新たな案が突如示されたという。職員組合は廃止案について「到底受け入れられない」と批判。地域科学部の教員の一部は、インターネットを通じて所属学会などに署名を求めている。11月下旬には学部生の60%超も署名するなど、学生にも反発が広がっている。

 岐阜大は毎日新聞の取材に対し、「現状ではコメントできない」と話している。【高橋龍介】

ジャンルで探す