介護職員が大量退職した特別養護老人ホーム 入居者24人を別施設に移送

介護職員の大量退職が発覚した社会福祉法人「友愛会」=福岡県行橋市で2018年11月23日、木村敦彦撮影

 福岡県行橋市の社会福祉法人「友愛会」が運営する特別養護老人ホームなど2施設で介護職員が大量退職した問題で、市は6日、2施設に現在入居する計24人全員を友愛会が市内外の別施設に移送すると発表した。市も10日以内の移送完了を目指して協力する。

 2施設は、特別養護老人ホーム「今川河童苑」(定員29人)と、介護付き有料老人ホーム「いまがわ秋桜ガーデン」(同29人)。経営難による給与の未払いで11月、常勤介護職員10人中7人が退職し、市が介護保険法に基づいて法人に職員の早期補充を勧告していた。

 市によると、6日に友愛会から入居者移転の協力要請書が市に届いた。市は現時点で移転先として市内外の特養など18施設44床を準備しており、既に11人の家族から個別相談を受けているという。

 友愛会は市の公募で選定され、2014年9月に社会福祉法人として認可された。市は「来年1月中旬にも解散命令を出す方向で検討する」としている。【川上敏文】

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