日本糖尿病学会、「血糖測定機能」うたう“スマートウォッチ”に注意喚起

「血糖測定機能」をうたうスマートウォッチに要注意(写真はイメージ)

「血糖測定機能」をうたうスマートウォッチに要注意(写真はイメージ)

 通販サイトでは、「血糖測定機能」をうたうスマートウォッチが販売されていることがあります。こうした製品について、一般社団法人日本糖尿病学会が公式サイトで注意を呼び掛けています。

針を刺さずに血糖値を測定できる機器は存在せず

 日本糖尿病学会が公式サイトで公表した文書によると、昨今、非侵襲的(生体を傷つけないこと)に血糖値を測定できるとうたうスマートウォッチの広告が増加しているといいます。

 一方、同学会は「2024年2月21日、米国食品医薬品局(FDA)は皮膚への穿刺(せんし)をせずに血糖測定できるとうたうスマートウォッチやスマートリングを使用しないよう警告しています」と文書で説明。

 その上で「2024年4月現在、指先穿刺や皮下センサー留置のための皮膚穿刺をすることなく、血糖値やグルコース値を測定できる医療機器はありません」と指摘しています。

オトナンサー編集部

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