【近畿圏】「借りて住みたい街」ランキング発表! 京都市内から初の1位となった“快挙”の街は?

近畿圏の「借りて住みたい街」は?

近畿圏の「借りて住みたい街」は?

 さまざまな個性や特色をもつ近畿圏の街。あなたが「借りて住みたい街」はどこですか。「LIFULL」(ライフル、東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」が、実際の問い合わせ数から算出した「2024年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(近畿圏版)」を発表しました。今回は「借りて住みたい街」です。

前回2位の「三ノ宮」はやや後退

 対象期間は2023年1月1日から同年12月31日。対象となるエリアは大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県。同サイトに掲載された賃貸物件のうち、実際の問い合わせ数を駅別に集計しています。

「借りて住みたい街」の1位となったのは「出町柳」(京阪本線ほか)。前回4位からランクアップし、今回初めて1位に輝きました。

 出町柳駅は、京都大学の本部機能がある吉田キャンパスの最寄り駅で、古くから学生の街として知られています。京阪本線の終点・始発駅でもあり、大阪中心部の「淀屋橋」「北浜」「中之島」などにもダイレクトアクセスが可能なため、多くの賃貸ユーザーから人気を集めていますが、同社は「これまでオンライン授業が多く、必ずしも大学の近くに居住する必要がなかった学生が、授業が本格再開したことを受けて大学周辺での居住ニーズが高まったこと、高齢者の住まい支援が手厚いことなども1位になった要因と考えられます」と分析しています。

 これまでも上位を維持していた「出町柳」ですが、これまで1位となったことはなく、また京都市内の街が1位になったこともなかったといい、同社は「快挙といえます」としています。

 2位は「江坂」(Osaka Metro御堂筋線ほか)。前回まで2年連続の1位でしたが、今回「出町柳」に僅差で破られて2位となりました。3位は「新大阪」(同)で、前回6位からランクアップしてベスト3に復帰した結果となりました。なお、前回2位の「三ノ宮」(JR東海道・山陽本線)は4位と、やや後退しています。

 同社によると「過去10年近く『江坂』と『三ノ宮』の“2強争い”が続いていた」とのことですが、今回からトップ争いに「出町柳」が新たに参入したことになります。ただし、2位「江坂」と3位「新大阪」は、広域ではほぼ同じエリア(間の「東三国」も14位)であることから、同社は「近畿圏で最も借りて住みたいというニーズが集まっているエリアは『江坂』~『新大阪』周辺という状況が続いています」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

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