【都道府県】じゃらん「ご当地お雑煮」ランキング発表! 3位「あん餅雑煮」2位「焼きハゼ雑煮」…1位は?

最も「地域色豊か」な“ご当地お雑煮”は?

最も「地域色豊か」な“ご当地お雑煮”は?

 日本の正月に欠かせない料理の一つ「お雑煮」。全国各地、ふるさとの数だけその種類があるといわれるほど、地域ごとに多種多様なお雑煮が存在することが知られていますが、あなたの出身地や居住地ではどんなお雑煮を食べますか。リクルート(東京都千代田区)が発行する旅行情報誌「じゃらん」が、「ご当地のお雑煮」に関する調査を実施。その結果を「地域色豊かな『ご当地お雑煮』ランキング」として発表しました。

1位は「福をかき取る、かき寄せる」縁起もの

 調査は2023年10月25日から同月27日、47都道府県在住の20~50代を対象に実施。計1038人の有効回答を得たものです。なお、回答は全国のご当地お雑煮の中から「ご当地色が強いと思うお雑煮」を3つまで選択する複数回答形式です。

 3位は、香川県の「あん餅雑煮」。いりこのだし汁であん餅を煮て白みそで仕立てた、甘さとしょっぱさが融合したお雑煮です。年に一度、正月の特別な料理としてお雑煮に貴重な砂糖を使用したのが始まりといわれています。家庭円満の願いを込めて輪切りにしたダイコンや金時ニンジンが入り、あん餅から小豆あんが溶け出して、独特のおいしさが味わえます。

 2位には、宮城県の「焼きハゼ雑煮」がランクイン。「仙台雑煮」とも呼ばれるこのお雑煮は、江戸時代末期から食されており、仙台せりや雑煮の材料「ひきな」の彩りが美しい一品。仙台市街地周辺では、正月三が日はこの雑煮を食べるのが一般的なのだそう。おわんからはみ出すほどの大きな焼きハゼとハラコがインパクト絶大です。

 そして、1位に選ばれたのは広島県の「カキ雑煮」でした。主に安芸地方や江田島市で食べられている、旬のカキをのせたお雑煮です。カキは「賀来」と書いて「福をかき取る、かき寄せる」縁起ものでもあります。他にも、広島県の尾道市や三原市などではアナゴ、宮島ではブリやハマグリを使うなど、瀬戸内の幸をふんだんに使った華やかなお雑煮が多くみられます。

 調査結果を受けて、同社は「地域の特産品を使用したものや、名称からは想像がつかないものなど特徴のあるご当地お雑煮がズラリと並ぶ結果になりました。ここまでバリエーション豊富な料理は他にないのではないでしょうか」「ぜひ地元の味と比べながら、ランキング情報をチェックしてみてください」とコメントを寄せています

オトナンサー編集部

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