【絶品ソウルフードや日常使いの工芸品も】福井県のアンテナショップ「ふくい食の國291」(銀座)



地方のアンテナショップを巡って東京で旅気分! 2023年2月にリニューアルオープンした、東京の銀座にある福井県のアンテナショップ「ふくい食の國291」。1階の食品と地酒のフロアには、海産品や農産品、菓子など福井の特産品がずらり。地下1階では、郷土料理と地酒が楽しめるイートインと、福井が誇る工芸品の展示・販売を行っている。産地野菜のマルシェや特産品の試食会など、楽しいイベントも盛りだくさん。

◆アンテナショップのスタッフに聞く、「ふくい食の國291」のここがスゴイ



【希少な銘酒が並ぶ日本酒セラーは必見】

北陸新幹線の開業でますます注目が集まる福井県のアンテナショップ「ふくい食の國291」。「ふくいブルー」と呼ばれる伝統的な石素材・笏谷石(しゃくだにいし)を贅沢に使った店内には、食品が約1500品目、地酒が約200銘柄、工芸品は約600品目を取り揃える。

「山・海・里に恵まれた福井県は食材の宝庫。とくに、『へしこ』をはじめとするサバの商品が充実しています。福井名物の『焼き鯖寿司』は、5メーカーの商品を日替わりで販売。脂ののったふんわり食感のサバがお楽しみいただけます。

サバをメインに、カニ、のどぐろ、たらの子など缶詰コーナーも充実しています。パスタやピザと相性がよい『新感覚サバ缶!サバスチャン バジル』(648円)など、おしゃれな料理に活躍する缶詰もありますよ。

白山水系のミネラル豊富な雪解け水を使った酒造りが盛んな福井県。造られる日本酒は、やや辛口で、まろやかなうま味と穏やかな香りが特徴。店内の一面に並んだ特注の日本酒セラーには、県内27酒造の銘酒を揃えています。代表格である『黒龍』、『梵(ぼん)』、『早瀬浦』の3銘柄が揃っているのは都内では希少です。

毎週水曜日と土曜日に、産地直送の野菜を販売するマルシェや、月に約2回、生産者やメーカーさんが来店し行われる試食販売会も好評です。木のカトラリー作りや金継ぎのワークショップなど、伝統工芸に触れる体験もありますので、SNSをチェックしてみてください。(マネージャー・牧野美季さん)

◆「ふくい食の國291」に行くべき3つの魅力



【【1】パスタやピザにも活用できる、福井の伝統食「へしこ」】

福井の特産品「へしこ」は、サバなどの魚を塩漬けにし、米糠に漬け込んで1年以上熟成させた発酵食品。店内には、へしこ商品が十数種類あり、ひと口サイズにスライスした「炙りへしこ一口」(297円)や、「へしこスライス刺身」(900円)の人気が高い。ごはんのお供、酒のアテにもぴったりなへしこ。スライスした大根やレモンを挟んでもよし、軽く炙ってもよし、パスタやピザの具材にするもよし、お茶漬けにしてサラサラといただくのもおすすめ。



【【2】日常使いできる福井の工芸品も必見】

日本最古の漆器産地と言われる「越前漆器」や、建築素材やアートの分野でも人気の「越前和紙」、日本六古窯のひとつ「越前焼」など7つの伝統工芸品がある福井県。地下1階の工芸品売り場には、匠の逸品から普段使いできる工芸品まで種類、デザイン豊富にラインナップ。越前和紙のランチョンマットや、越前漆器の職人が透明感のある青で木目を楽しんでもらいたいと作ったブルーのカップなど、ギフトにもぴったりな逸品も。また、日本一の生産量を誇るメガネのフレームのほか、メガネの廃材を使ったピアスなどのアイデア商品もあるのでチェックしてみて。



【【3】産地直送の食材で作るソウルフードを堪能】

地下1階にあるイートイン「越前若狭 食と酒 福とほまれ」では、甘エビの発祥の地である三国港で水揚げされた鮮度抜群の甘エビや冬の味覚の王者・越前がにをはじめ、産地直送の食材を使った料理を提供。おすすめは、「五臓六腑のアカをとる」と言われ、長寿食として親しまれてきた越前おろし蕎麦と、薄くスライスされた豚肉をカラッと揚げ、熱々のうちにソースに絡めご飯にのせた、シンプルな福井のソウルフード・ソースカツ丼のセット。食前には、「福井の地酒 3種飲み比べセット」(999円)を楽しんでも。

◆お土産に!「ふくい食の國291」の売れ筋商品ベスト3



【【1位】松岡軒「羽二重餅」】

もち粉を蒸し砂糖と水飴を加えて丹精に練り上げた、福井を代表する銘菓「羽二重餅(はぶたえもち)」。絹のようになめらかな求肥は、福井名産の高級絹織物「羽二重織」をイメージして作られたもの。120年以上愛される松岡軒の「羽二重餅」は、とろけるような食感とほのかな甘みが唯一無二。



【【2位】谷口屋「谷口屋のおあげ」】

“油揚げ王国”と言われる福井で、特に人気のこちらは、一辺約14cm、厚さ3cmという大きな“おあげ”。専用の木綿豆腐をじっくり丁寧に約1時間かけて揚げているため、外側はパリッと香ばしく、内側はふんわりやわらか。フライパンで表面をカリッと焼くと、大豆のうまみと中から染み出す上質な菜種油の風味が際立つ。



【【3位】松岡軒「羽二重どら焼」】

ふっくら焼き上げたどら焼きの生地に、北海道産小豆をたっぷり使った粒餡と、看板商品の「羽二重餅」を挟んだ、和菓子通からも支持される逸品。職人が丁寧に練り上げた餡と、舌の上に最後まで感触が残る羽二重餅が見事にマッチ。やさしい味わいに癒される。

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