任天堂が人気サンドボックスゲーム「Garry’s Mod」の開発者に「Steamワークショップに追加された任天堂関連コンテンツの削除」を要請


Facepunch Studiosが開発し、2006年から配信されているサンドボックスゲーム「Garry's Mod」では、Steamワークショップに登録されたさまざまなMODを導入してプレイすることが可能です。そんなGarry's Modの開発元に対し、「これまで追加された任天堂のコンテンツに関するMODを削除するように」との通知が任天堂から送信されました。
Garry's Mod - Nintendo stuff on Steam Workshop - Steam News
https://store.steampowered.com/news/app/4000/view/4200245595694413052


Nintendo Forcing Garry's Mod To Delete 20 Years Of Content
https://kotaku.com/nintendo-garrys-mod-takedown-content-1851433656


決まった目的やゴールがないGarry's Modは、Steamワークショップなどに登録されたさまざまなMODを導入してそれが動く様子を観察したり、独自のゲームモードを開発したりして楽しむサンドボックスゲームです。
Steamワークショップには記事作成時点で約180万個ものMODが追加されており、その中の一部には著作権などを無視したMODも存在しているのも事実です。


今回、任天堂は開発元のFacepunch Studiosに対し「Steamワークショップから任天堂関連のものをすべて削除すること」を要求。これを受けてFacepunch Studiosは任天堂関連コンテンツの削除に取り組んでいることを報告しました。
Facepunch Studiosは「何を許可する・許可しないかは任天堂に委ねられています。どうやら任天堂はGarry's Modのようなゲームに自社のコンテンツを使われるのを良しとしていません。それでも、私たちは任天堂からの命令を尊重し、任天堂関連コンテンツの削除に努めています」と述べています。


なお、発売から約18年が経過したゲームの、約18万件のMODの中から削除対象のコンテンツを見つけることは困難な作業であるとFacepunch Studiosは明かし、「継続的に削除を進めています」と述べています。またMODをアップロードするユーザーに対しては「任天堂関連コンテンツの削除に努め、二度と任天堂関連コンテンツをアップロードしないでください」と警告しました。

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