メディア大手のパラマウントがコスト削減を目的に従業員約800人を解雇

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映画配給会社・パラマウント・ピクチャーズやメディア関連企業・パラマウント・メディア・ネットワークスなどを保有するアメリカのメディア大手・パラマウント・グローバルが全従業員の約3%に相当する、約800人の従業員を解雇したことが報じられました。ボブ・バキッシュCEOによると、この人員削減は、パラマウント・グローバルにおけるコスト削減の一環とのことです。
Paramount Global to Cut 800 Jobs Days After Record Super Bowl - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-02-13/paramount-global-to-cut-800-jobs-days-after-record-super-bowl

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Paramount Global Layoffs Are Underway: Read CEO Bakish Memo to Staff
https://variety.com/2024/tv/news/paramount-global-layoffs-ceo-bakish-memo-1235909218/
バキッシュ氏は2024年2月13日に従業員に宛てた社内メモで「2024年のパラマウントは、会社の収益を成長段階に戻すことが最優先事項です。そのためには、コストを削減しつつ収益の拡大を進める必要があります。そのため残念なことに、コスト合理化の一環として、本日パラマウントの大切な仲間たちに別れを告げるという困難なプロセスを開始することになります」と報告しました。
人員削減の対象となったアメリカ在住の従業員には、2024年2月13日中にその旨が通知されます。対象者には、次の就職先など、情報の共有や転職期間中のサポートなどが行われる予定です。

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バキッシュ氏のメモには、人員削減の対象となった従業員の数が明記されていませんでしたが、関係者によると、「パラマウント・ピクチャーズ」や「パラマウント+」「Pluto TV」「コメディ・セントラル」「MTV」など、パラマウント・グローバルが持つ全部門で合計800人が解雇の対象となったとのこと。
パラマウント・グローバルでは、シャリ・レッドストーン会長が経営権を映画・テレビプロデューサーのデビッド・エリソン氏や、メディア界の大御所であるバイロン・アレン氏に売却する可能性が報じられています。また、Netflixなどのストリーミングサービスが盛況を迎える一方で、ケーブルテレビや衛星放送などの加入者は継続的に失われています。
実際に、パラマウントのオンラインTVサービスであるパラマウント+は、赤字を算出していることが報告されています。なお、パラマウント・グローバルは2023年第4四半期の決算を2024年2月28日に発表する予定です。

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パラマウント・グローバルでは、2024年2月11日にNFLにおける一大イベントである「スーパーボウル」を放映したばかりで、バキッシュ氏は「史上最も視聴されたテレビ放送」と表されるこのイベントについて「パラマウントの全力を披露しました」と振り返っています。
そして今回の人員削減についてバキッシュ氏は「これはパラマウント・グローバルの未来にとって正しい決断だと確信しています。今回の人員削減によって、パラマウント・グローバルはさらに勢いを増し、2025年以降の戦略的ビジョンを実行することに役立つでしょう」と述べました。

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