藤井聡太王将がタイトル防衛に成功して前人未踏のタイトル戦20連覇を達成

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2024年2月7日・8日に行われた第73期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局で、藤井聡太王将が挑戦者の菅井竜也八段を121手で破り勝利しました。藤井王将は7番勝負ですでに3勝していたため、本対局の勝利でタイトル防衛を決めました。藤井王将は将棋の8大タイトルすべてを保有する八冠で、2020年7月に初タイトルの棋聖を獲得して以降、すべてのタイトル戦で勝利しており、過去に故・大山康晴十五世名人が記録した「タイトル戦19連覇」を超える「タイトル戦20連覇」を達成しました。
藤井聡太王将VS菅井竜也八段 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局 藤井王将が勝利し、防衛|将棋ニュース|日本将棋連盟
https://www.shogi.or.jp/news/2024/02/24027_n_result_01.html

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藤井聡太王将が王将戦3連覇 「大山超え」のタイトル戦20連覇達成 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240208/k00/00m/040/174000c
【王将戦】藤井聡太8冠「大山康晴超え」タイトル戦新記録20連勝 ストレート4連勝でV3 - 社会 : 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202402080000851.html
第73期ALSOK杯王将戦七番勝負の挑戦者は、AI研究においてあまり評価されないとされる振り飛車の使い手である菅井竜也八段。藤井王将との対局は過去に13回あり、藤井9勝、菅井4勝です。
第1局は2024年1月7日・8日に栃木県大田原市「ホテル花月」で開催され、藤井王将が先勝。続く第2局は1月20日・21日に佐賀県三養基郡「大幸園」で、第3局は1月27日・28日に島根県大田市「国民宿舎さんべ荘」でそれぞれ行われ、藤井王将がいずれも勝利してタイトル防衛にリーチを掛けていました。
第4局は東京都立川市「オーベルジュ ときと」で開催され、菅井八段は第1局・第2局と同じ三間飛車を採用。序盤から激しい戦いとなりました。藤井王将は中盤から強く戦局を押し切り、121手で勝利を手にしました。
これにより、藤井王将は2020年7月の棋聖戦奪取以降、挑戦したタイトルはすべて奪取し、一方で保持しているタイトルをすべて防衛したことで、タイトル戦20連覇を達成しました。過去には、故・大山康晴十五世名人が1963年の第22期名人戦から1966年の第25期名人戦までタイトル戦19連覇を達成していて、約40年ぶりの記録更新となります。
なお、藤井八冠の2023年度の対局成績はこれで41勝6敗1持将棋で、勝率は8割7分2厘(.872)。過去の最高勝率記録は中原誠五段(当時・のち十六世名人)が1967年度に記録した8割5分5厘(.855/47勝8敗)です。藤井八冠は朝日杯将棋オープン戦、NHK杯テレビ将棋トーナメント、棋王戦コナミグループ杯を残しています。

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