「League of Legends」「VALORANT」などを手がけるRiot Gamesがスタッフの11%にあたる530人を解雇すると発表

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by greyloch
テンセント傘下で、「League of Legends」や「VALORANT」などの人気ゲームの開発・運営で知られるRiot Gamesが、従業員の約11%に当たる530人を解雇することを発表しました。Riot Gamesは大規模な人員整理の目的を「会社全体で働き方を変えて焦点を絞り、より持続可能な未来に向けて取り組むため」としています。
An Important Update about Riot’s Future | Riot Games
https://www.riotgames.com/en/news/2024-rioter-update

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Changes at Riot and the Road Ahead | Riot Games
https://www.riotgames.com/en/news/2024-player-update

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Riat Gamesのディラン・ジェイデジャCEOは「本日、私たちはRiat Gamesで下す必要がないことを望んでいた決断を共有します。私たちはこれまでに行った賭けの一部を変更し、会社全体での取り組み方を変えます」と述べています。
解雇されるのは、Riat Gamesの全従業員の約11%に相当する530人です。「コア開発以外のチームに最も大きな影響を及ぼす」とのことで、ゲームの開発に直接関わる従業員以外が主に解雇対象になる模様。Riat Gamesは「私たちの将来に対するビジョンは大胆なもので、『League of Legends』『VALORANT』『Teamfight Tactics』『Wild Rift』といった中核となるゲームへの取り組みはこれまで異常に野心的です」と述べています。

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解雇が検討される社員には発表から約48時間以内に上司および人事チームのパートナーとの面談の期日が組まれ、解雇プロセスが進められるとのこと。退職金とパフォーナンスボーナスは100%支払われ、ストックオプションもそのまま保持が可能。さらに次の仕事を見つけるためにはノートPCが必要ということで、職場に会社のPCを返却した後、ノートPCを所有していない場合はIT部門に要求できるそうです。加えて、次の仕事を見つけるための職業紹介サービスやビザのサポート、メンタルヘルスのサポートなども提供されます。
Riat Gamesは2019年から運営モデルを変更し、人材を積極的に採用したことで数年で企業規模の拡大に成功したとのこと。しかし、ジェイデジャCEOは、「Riat Gamesは十分に焦点を絞り切れていない企業であり、要するに中途半端なものが多すぎます。私たちが行った重要な投資の一部は、私たちが期待していたほどの成果を挙げていません。コストは持続不可能なレベルに増大しており、実験や失敗の余地がありません。これは当社のようなクリエイティブな企業にとっては極めて重要なことであり、ビジネスの中核が危ぶまれています」とコメントしました。
ジェイデジャCEOは、今回のような解雇は「絶対にやりたくなかった」としながらも、会社の再生には大規模な人員整理が必要であるため、苦渋の決断を下したとコメントしています。

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