AppleのCEOの給料は91億円、それでも前年比で52億円超も減額

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Appleのティム・クックCEOの2023会計年度における年間報酬パッケージが、6320万ドル(約91億600万円)であったことが明らかになりました。なお、前会計年度におけるクックCEOの年間報酬パッケージは9940万ドル(約144億円)であったため、3620万ドル(約52億4000万円)減額されたこととなります。
Apple CEO Tim Cook’s Annual Pay in 2022: $63 Million – The Hollywood Reporter
https://www.hollywoodreporter.com/business/business-news/apple-ceo-tim-cook-pay-package-1235746635/

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Appleが証券取引委員会に提出した書類から、同社のティム・クックCEOの2023会計年度の年間報酬パッケージの内訳が明らかになったとThe Hollywood Reporterが報じました。これによると、2023会計年度のクックCEOの基本給は300万ドル(約4億3500万円)で、株式報酬が4700万ドル(約68億1000万円)、非株式報酬が1070万ドル(約15億5000万円)、その他の報酬(ほとんどがセキュリティ費用)が250万ドル(約3億6200万円)でした。
これに対して、2022会計年度のクックCEOの基本給は300万ドル、株式報酬が8300万ドル(約120億円)、非株式報酬が1200万ドル(約17億4000万円)、その他の報酬が140万ドル(約2億300万円)です。
報道によると、クックCEOは経営陣の役員報酬に対して株主の賛否を問う仕組みである「セイ・オン・ペイ」を受け、年間報酬パッケージの減額を受け入れたようです。それでも、2023会計年度におけるパフォーマンスシェア(業績連動型株式報酬制度)は75%上昇した模様。

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Appleは2023会計年度の第4四半期(7~9月)にサービス部門で過去最高の売上を記録しました。これについて、クックCEOは「当社は現在、iPhone 15のラインナップや初のカーボンニュートラルなApple Watchモデルなど、ホリデーシーズンに向けてこれまでで最も強力な製品ラインアップを揃えており、2030年までにすべてのApple製品をカーボンニュートラルにするという当社の取り組みにおける大きなマイルストーンを達成しました」と語りました。
また、Appleは2024年1月に入ってから2003年以来取締役会の一員であったアル・ゴア元副大統領の取締役退任を発表しています。これと同時にAppleはジェームス・ベル氏の取締役退任と、エイベックス・エアロスペース・コーポレーションの前CEOであるワンダ・オースティン氏の新取締役就任を発表しました。
取締役の一部入れ替えについて、クックCEOは「アル氏とジェームス氏の長年にわたるAppleへの貢献に深く感謝しています。彼らの見識、エネルギー、価値観のおかげで、我々はさまざまな面でより強力な会社に成長することができました。20年以上にわたり、アル氏はユーザーのプライバシー保護に対する無条件のサポートから、環境と気候問題に関する比類のない知識まで、我々の仕事に信じられないほどの貢献を果たしてくれました。ジェームス氏の献身も並外れたもので、私たちは彼が長年にわたって監査、財務などに関して提供してきた重要な視点と深い専門知識に感謝しています」という声明を出しています。

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