「最ももうかるエンジニアは?」などシリコンバレーに勤めるエンジニアの求人・給与の最新事情まとめ

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by Helena Lopes
アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーは多数のIT企業が集積する一大拠点となっており、「アメリカ一給与が高い」といわれることもあります。その一方で、住宅費が高すぎて住民が離れているとの指摘もありますが、実際にシリコンバレーに勤めるエンジニアの求人や給与の状況はどうなっているのか、求人情報専門検索エンジンを運営するIndeedが分析結果を発表しています。
Silicon Valley Jobs: The 2019 Trends Report - Indeed Blog
http://blog.indeed.com/2019/12/17/silicon-valley-jobs-2019/
Indeed: Amazon and Walmart have the most job postings in Silicon Valley - TechRepublic
https://www.techrepublic.com/article/indeed-amazon-and-walmart-have-the-most-job-postings-in-silicon-valley/
Indeedは「新しい技術は毎日のように現れており、アメリカではそのほとんどがシリコンバレーから来ています」と述べ、ハイテク企業の集積地であるシリコンバレーは技術開発をリードする地域だと指摘。その一方で、2018年10月から2019年10月にかけて、Indeedに掲載されたシリコンバレーの求人数は3.8%減少しており、シリコンバレーの業界事情にも変化が出始めているとのこと。
そこで、シリコンバレーの求人事情における新たな傾向を探るため、Indeedは自社の求人データを基にして分析を行いました。以下の表が、Indeedに掲載された職種別の求人数をランキングにしたものです。依然としてエンジニアやソフトウェア開発者に高い需要があり、上位20の職種のうち、実に14がエンジニアまたは開発者という結果となりました。
順位需要の高い職種1ソフトウェアエンジニア2上級ソフトウェアエンジニア3プロダクトマネージャー4ソフトウェア設計者5フルスタック開発者6フロントエンド開発者7上級プロダクトマネージャー8データサイエンティスト9開発業務マネージャー10ソフトウェアテストエンジニア11開発者12データエンジニア13システムエンジニア14バックエンド開発者15品質保証エンジニア16技術計画マネージャー17データアナリスト18機械学習エンジニア19Java開発者20クラウドエンジニア
シリコンバレーのように住宅費が高く、生活費のかかる地域では、求人において雇用の数だけではなく給与額も重要となってきます。Indeedが調査した、シリコンバレーにおける給与ランキングを示した表が以下。やはりエンジニアや開発者が上位を占めていますが、提示されている平均給与が最も高いのは「機械学習エンジニア」という結果になりました。機械学習は需要数ランキングこそ18位に付けていましたが、給与は非常に高い水準にあることがわかります。その一方で、一般的なソフトウェアエンジニアは需要こそ高いものの、平均給与としてはそれほど高くない模様。
順位職種・平均給与1機械学習エンジニア・17万2792ドル(約1900万円)2筆頭ソフトウェアエンジニア・16万9268ドル(約1862万円)3プラットフォームマネージャー・15万4801ドル(約1702万円)4上級ソフトウェアエンジニア・14万2794ドル(約1570万円)5ソフトウェア設計者・14万2372ドル(約1566万円)6上級システムエンジニア・14万1013ドル(約1551万円)7上級プロダクトマネージャー・13万4547ドル(約1480万円)8クラウドエンジニア・13万2852ドル(約1461万円)9iOSエンジニア・13万1979ドル(約1452万円)10開発業務エンジニア・12万8495ドル(約1413万円)11バックエンド開発者・12万7088ドル(約1398万円)12ファームウェアエンジニア・12万4190ドル(約1366万円)13Android開発者・12万4024ドル(約1364万円)14ソフトウェアテストエンジニア・12万3531ドル(約1359万円)15データエンジニア・12万281ドル(約1323万円)16フルスタック開発者・11万9954ドル(約1319万円)17データサイエンティスト・11万8887ドル(約1307万円)18フロントエンド開発者・11万8768ドル(約1306万円)19モバイル開発者・11万4560ドル(約1260万円)20ソフトウェアエンジニア・11万2969ドル(約1243万円)
さらに、Indeedは「どの企業が最も多くの求人情報を出しているのか?」という点にも着目。シリコンバレー全体の求人数に占める企業ごとの割合を示したものが以下の表で、第1位がAmazon、第2位が大手小売チェーンのウォルマートとなっています。ウォルマートにはあまりIT系のイメージがありませんが、近年では電子商取引の割合を増やしており、高い技術を持つIT人材の採用を拡大しているとのこと。ほかにも世界最大の会計事務所であるデロイト トウシュ トーマツが6位にラインクインするなど、IT人材を求める企業の幅が広がっていることもうかがえます。
順位会社名割合1Amazon3.74%2ウォルマート3.00%3Apple2.80%4シスコシステムズ2.51%5Google1.10%6デロイト トウシュ トーマツ0.92%7Facebook0.92%8Akraya0.86%9Oracle0.84%10アクセンチュア0.81%
Indeedは全体の求人数が減少した理由について、「シリコンバレーが位置するサンフランシスコ・ベイエリアの住宅費が高騰していることに関連している可能性があります」と指摘。Googleが10億ドル(約1100億円)超を投じてニューヨークのオフィス拡張を計画しているほか、Appleもテキサス州オースティンで新キャンパスの建設に着手しています。
また、データ分析企業のBrunswick Insightが発表した(PDFファイル)調査結果によると、ベイエリアに住む18歳~34歳のうち41%が、35歳~44歳のうち26%が「来年中にベイエリアを離れることを計画している」とのこと。テクノロジーの進化と共に、IT業界で働く人々の行動にも変化が現れているようです。

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by Alyibel

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