「ネコには表情があるが人間はネコの表情を読むのが苦手」だとテストで判明、実際にテストを受けることも可能

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by Fung0131
ネコの顔だけを映した短いムービーを見せて、その時のネコの感情を当ててもらう実験により、「大半の人にはネコの表情が分からない」ことが分かりました。しかし、中には高確率でネコの気持ちを当てることが可能な「cat whisperers(ネコの気持ちが分かる特別な力の持ち主)」が存在することも突き止められています。
Cats do have facial expressions, but you probably can’t read them - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/science/2019/11/30/cats-do-have-facial-expressions-you-probably-cant-read-them/
アメリカ・ゲルフ大学の動物行動学者であるジョージア・メイソン氏は、「実験用のマウスも苦痛で顔をしかめる」という研究結果をきっかけに、動物の感情と表情について確かめたいと考えるようになりました。そこで、メイソン氏は85カ国から6000人以上の参加者を募り、ネコの顔だけを映した短い映像を見せて「ポジティブな感情かネガティブな感情か」を当ててもらう実験を行いました。
実験で使う映像資料は、YouTubeにアップロードされたネコのムービーなどの中から、前後の行動や体の状態によりその時のネコの感情が明らかなものを選別。具体的には、おやつやおもちゃを見ている映像や、飼い主に甘えている最中の映像はポジティブな表情の例に使用されました。逆に、嫌がりながら後ずさりしている様子や、病院での治療中に痛みを感じていると診断された際の映像はネガティブな表情だと定義されています。また、鳴き声が判断材料にならないよう、映像は無音のものを使用したほか、ネコが牙をむいている様子など、感情が誰の目にも明らかなケースも除外しました。

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by *anorak*
実験の結果、平均的な正答率は60%を下回っており、2択問題であることを踏まえると大半がまぐれの正解でした。一方、中には75%を上回る正答率をたたき出した参加者もいました。この上位13%の人たちを、メイソン氏は「ネコの気持ちが分かる特別な力の持ち主」と呼んでいます。その中でも特に、獣医師を含む動物の専門家は良い成績を残しました。
メイソン氏は、「ネコはネコなりに感情を顔に出しており、ネコを熟知している人ならば表情から気持ちを読み取れることが分かりました。多くの人がネコの表情を読めない中で、一握りの人には読み取れたという今回の実験結果は、『ネコと人のつながりは犬よりも弱い』という見方からネコの感情が軽視されがちだという状況を踏まえると、特に重要なものです」と話しました。
なお、メイソン氏が実施したネコの表情を読み取るテストの簡易版は以下のリンクからチャレンジすることが可能で、テストに答えた後には答え合わせと正解の理由も表示されます。
Online Survey Software | Qualtrics Survey Solutions

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