なぜ人は辛い時に「可愛いネコやイヌの写真を送って!」とSNSで訴えるのか?

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辛いことや悲しいことがあった日に、「可愛いネコやイヌの写真を見て癒やされたい」と思ったことがある人は多いはず。中にはTwitterなどのSNSで、「今日は辛いことがあったのでペットの写真を送ってください」と訴える人も見かけますが、そんな人の心理について専門家らが解説しています。
Am I an Asshole for Hating People Who Tweet 'Send Cute Pets?' An Investigation - VICE
https://www.vice.com/en_us/article/gyz859/send-cute-cat-dog-pet-pics-bad-day
TwitterやFacebookをながめていると、時折「癒やされたい気分なのでイヌやネコなどのペット写真を送って欲しい」と発言する人を見かけます。実際にそのようなツイートを行うと……
today kinda sucks, send dog pics pls ????— Ken Klippenstein (@kenklippenstein) 2019年8月22日

どこからともなく現れた多くの人々が、可愛らしいペットの写真をリプライなどで送ってくれます。
pic.twitter.com/jHE2cO22mN— post breakup phone call with uncle (@ByYourLogic) 2019年8月23日
always watching pic.twitter.com/qHX8wrsFAF— Brandon Hardin (@hardin) 2019年8月22日

しかし、もし単に「可愛い写真を見て癒やされたい」と思ったのであれば、Google検索などで「かわいい イヌ 写真」とでも検索すれば、大量に望み通りの写真を見ることができます。ライターのSamantha Cole氏は、わざわざSNSでペットの写真を要求する人々の心理について、実際に専門家に尋ねてみたとのこと。
当初、Cole氏は「SNSでペットの写真を求める人は、SNSの『いいね』や返信などの通知ラッシュによるドーパミンが欲しいのではないか」と考えていました。非営利の独立研究所であるMedia Psychology Research Centerでディレクターを務めるPamela Rutledge氏はCole氏の意見を部分的に認め、「社会的なつながりは私たちが必要とするものの一つです」「人々の反応は、自分が孤独ではなくつながっていると感じさせます」と述べています。
それだけでなく、SNSで写真を求める人は何か自分を幸せにしてくれるものを探しているとRutledge氏は指摘。子犬などの可愛い動物は大きな目と大きな頭を持っており、この特徴が人間の赤ちゃんと共通しているため、人間の心を温かくしてくれるそうです。

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社会心理学者のErin Vogel氏は、「可愛いものを見ると気分がよくなります!」とコメント。2015年の研究では、インターネット上でネコのムービーを視聴した人は不安や悲しみが減少したと報告されています。Vogel氏は可愛いペットの写真をSNS上で見ることで、ネガティブな気分をポジティブに好転させることができると考えています。
また、自分が弱っていることを認めてSNSで発信し、何か可愛い動物の写真を送って欲しいと要求することは、それほど複雑なコミュニケーションを取らずに社会とつながる方法の一つでもあります。Vogel氏は、「可愛らしい写真があなたを幸せにするだけでなく、人々があなたを支えてくれているように感じるかもしれません」と指摘。
「可愛い写真を送ることは、他の人々に対してオンラインでサポートすることを示す創造的な方法です」「社会的なサポートは、誰かの悩みを聞いたりお金を援助したりといった、さまざまな形態を取っています。可愛い写真を送ることも、共感と思いやりをオンラインで示す方法の一つです」とVogel氏は述べており、弱っている人に可愛い動物の写真を送ることで、社会的なつながりを感じさせることができると主張しました。

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