物価高にも収入減にも負けない「家計管理」のコツ

 物価高が続き、家計のやりくりに疲れたり将来への備えに不安を感じたりしていませんか? 未来がどのように動いても安心できるようになるためには、次のような意識で日々の管理を行うのがオススメです。

■「生活を変えていないのに赤字になった」を防ぐ

 物価が上昇すれば、これまでと同じようなものを同じ量購入するだけで赤字家計になってしまうことも。怖いのは、これに気付かずにこれまで通りの生活を続けてしまうことです。毎月の収支を確認して翌月に向けて目標や計画を立てることは、いまの物価状況を確認するのにうってつけです。こまめに収支をチェックして動向をつかみましょう。

■支出項目のうち“いつでも削減可能なもの”を見える化しておく

 いま購入すると決めているサブスクサービスや習いごとなどの中で、もしもの場合にいつでも解約して固定費を減らすことができる項目とその金額を把握しておきましょう。何かあったときに何を削ればどのくらいのお金を自由に使うことができるのか把握しておくことで、将来の不安を軽減しやすくなります。大きな方向転換が必要なときはどれだけ早く手を打てるかで結果が変わりますから、決断しやすいカードを持っておくと安心です。

■まとめ買い・保存法の工夫で乗り切る

 収支動向を見つめていても、もしもの場合に備えて「購入しない」選択肢を持っていても、「生活レベルを変えていないのにうまくいかなくなりそうだ……」というのでは大きなストレスを感じるものです。生活レベルを変えなくても余裕のある家計管理を継続するためには、コスパを重視した購入計画や保存の工夫が欠かせません。食料品や日用品はできるだけまとめ買いをしたり安いタイミングで購入したりして経費を削減し、冷凍保存や保管方法の工夫で無駄なく使い切れるようにしましょう。

 物価高も収入源も、いつでも心穏やかに受け止められるものではありませんが、「そうなっても大丈夫なように!」と日頃から対策を練っていると、落ち着いて行動しやすくなります。未来の安心を確保するために、いまできることを取り入れてみてはいかがでしょうか。

(Nao Kiyota)

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