広島カープ「地元メディアの絶対優勝宣言」に苦笑いが噴出する「欠落した視点」

 広島カープのお膝元、広島県のテレビ局関係者がなぜか「今年はカープがセ・リーグを圧倒する。優勝は間違いない!」と妙な自信をもってアピールしまくっているという。

 開幕から勝ち波に乗れず、現在はBクラス。球団関係者が苦笑いしながら事情を語る。

「昨年は評論家の順位予想が軒並み低かったのに、フタを開けてみれば2位でフィニッシュ。西川龍馬が抜けた穴が大きいといわれながら、高卒3年目の田村俊介が台頭してきた。投手陣も先発陣が盤石だと信じてやまないようです。確かにここ数年と比較すれば投手陣は安定していますが、『他球団と比較して』の視点が欠落しているので、タチが悪い」

 就任2年目の新井貴浩監督は今も「全方位外交」を意識している。これにも一因があるようで、

「新井政権で優勝できれば、全テレビ局が恩恵に与かることができるのです。評論家時代はRCC(TBS系列)の解説者でしたが、監督になってからは『みんな仲間じゃけ、分け隔てなく対応する』姿勢が好評価を受けている。ただ、球団関係者の受け止めはシビアで『巨人、阪神、中日は投手陣のレベルがカープより高い。打ち勝つチームなのに、そんなのもわかってないのかな』と呆れている。松田元オーナーが『地元メディアは何があっても大事にする』姿勢が強いので、大っぴらに批判できない事情もあります」(地元メディア関係者)

 団子レースになれば勝機も出てくるが…。

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