「クセ毛=悪い物という考えを変えたい!」クセ毛を魅力に変える美容師hiroさんの想いとは

「クセ毛=悪い物という考えを変えたい!」

クセ毛が「魅力」に変わるをコンセプトとする美容院MEY TOKYO(@curlyhair_meytokyo)で美容師として活動しているhiroさん(@hiro_meytokyo)。
アメリカNewYorkで3年間修行し、現在はクセ毛に悩む方のヘアカットやヘアカラー、スタイリング方法を伝授する活動をしています。

そんなhiroさんにご自身の活動の背景には、海外でのクセ毛に対する認識の違いがあったそうです。
今回のMOREDOORでは、hiroさんに“クセ活”(=クセ毛を活かすこと)や「Curly-1グランプリ」について聞いてみました。

hiroさんがクセ活をはじめた理由

ーーー活動のきっかけには、どんな背景がありましたか?
●hiroさん:アメリカから帰国後、日本ではクセ毛が悪い物として見られていることに違和感を感じ、変えたいと思ったからです。

美容師として

クセ毛が「魅力」に変わるをコンセプトとした美容院で活動しているhiroさん。
日頃はどんな風にお仕事をされているのでしょうか。

ーーーお客様の悩みに向き合う中で、大切にしていることは?
●hiroさん:まずは自分の髪の毛を好きになってもらうように伝えています。
「初めて美容室で満足しました!」と言われたときは、やりがいを感じますね。
また、「自分のクセ毛を活かし始めてから、両親が泣いて喜んだ」という話を聞いたときは嬉しかったです。

「Curly-1グランプリ2023」について

ーーー「Curly-1グランプリ2023」についてどう思いましたか?
●hiroさん:まだまだニッチな世界ですが、認知度をあげようという取り組みは素晴らしいと思います。
※「Curly-1グランプリ」とは?
「くせ毛って素敵!を広げよう」をコンセプトに、クセ毛さんも、そうじゃない人も参加できるオンラインイベント。
誰が最も魅力的にくせ毛って素敵!を広げているかを一般投票で決めるコンテストです。
Curly-1グランプリを通して、クセ毛の魅力に気づいていない人や、クセ毛に関心のない人に”クセ毛って、素敵”を広げることで下記のような未来を実現させることを目的としています。
▼大手化粧品メーカーがクセ活用プロダクトのテレビCMを流す。
▼近所のドラッグストアやバラエティショップにクセ活コーナーが設けられる。
▼教育現場化から地毛証明書が撤廃される。

日本と海外の違い

ーーー海外と日本ではクセ毛に対して違いはありますか?
●hiroさん:英語にクセ毛という単語はなく、クセ毛に対して否定的なイメージがないです。

ーーー「日本では美容師がくせ毛をどう活かすかあまり習わない」という声がありますが、これについてどう思いますか?
●hiroさん:日本ではクセ毛=悪い物、なおすものとされているので、まず考え方から変えなければいけません。
日本の文化的なところにも関連していることなので、クセ毛の活かし方を美容師さんが当たり前に習うというのは時間がかかると思います。

自分だけの魅力を

ーーー悩むクセ毛さんに「まずはこれをしてみてほしい」と思うことは?
●hiroさん:髪の毛の保湿クリームを塗って自然乾燥、これをぜひしてみてほしいです。
また、自分自身の生まれ持ったものを好きになってポジティブに生きる人が増えればいいなと思っています。

ーーー同じ美容師さんへメッセージをどうぞ!
●hiroさん:「学んだ技術や知識が本当に正しいのか、疑うことも大事」と伝えたいです。

クセ毛って素敵!

英語にはクセ毛という単語はなく、クセ毛に対して否定的なイメージがないこと、
日本ではなおすものとされている考え方を変えたいと話してくれたhiroさん。

自分自身のコンプレックスや悩みも、一歩外に出れば全く違う見方が広がっているのかもしれません。

「まず自分自身の髪を好きになってほしい」
みなさんはこのメッセージを、どう感じましたか?

次回は、「Curly-1グランプリ2023」で見事グランプリを獲得した藤本朱紗さんのインタビューをお届けします。


(MOREDOOR編集部)

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