約6割の男女が該当。さまざまな身体の不調の原因にもなる「ゾンビ腸」とは

「大腸劣化」対策委員会は9月11日、「食生活や健康に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は7月6日~7日、全国の20代~60代の男女1,000名を対象に、インターネットで実施した。

「ゾンビ腸」とは、バランスの悪い食生活やストレスによって、働きが弱まってしまった大腸を意味する。「ゾンビ腸」の中では悪玉菌が猛威をふるい、外に出るべき老廃物が腐敗して溜まり、毒素が発生しやすくなる。放置すると肌の不調や免疫力・消化器系・代謝関連、神経・脳関連のトラブルの原因にもなるという。

20代~60代の男女1,000人に、同会の「ゾンビ腸チェックリスト」でチェックしてもらったところ、6割以上が「ゾンビ腸」のリスクがあることがわかった。女性が特に多く、40代以降では7割以上、20代でも約半数がゾンビ腸に該当するという。

体の不調の有無について聞くと、76%が「不調がある」と回答した。不調を抱えるのは女性が多く、30~50代はより多くなる傾向が見られた。

体の不調を感じている人を、「ゾンビ腸チェックリスト」で、「ゾンビ腸」に該当する人と該当しない人に分けて比較したところ、不調の全項目で「ゾンビ腸」の人が85%以上を占める結果になった。

便通や便の状態について尋ねると、「常に快便ではない」と回答したのが6割以上だったが、便通に悩んでいる人は約3割に留まった。

お腹の健康のために意識していることを聞くと、1位は「ヨーグルトを食べる」、2位は「水を多く飲む」、3位は「納豆を食べる」となった。4人中3人は、「お腹の健康」を意識した行動をとっていることがわかった。

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