栃木県といえばランキング、有名観光地やご当地グルメを紹介

日光市や那須高原など、自然あふれる避暑地が豊富なことでも有名な栃木県。温泉旅行や学生時代の修学旅行先としての印象が強い方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回、マイナビニュース会員を対象に「栃木県といえば何を思い浮かべる?」というアンケートを行いました。知れば次の休日に遊びに行きたくなる、そんな栃木県の魅力をチェックしてみてくださいね。
○栃木県に行ったことはある?

最初に、「栃木県出身、あるいは旅行・仕事などで栃木県を訪れたことはありますか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

はい…69.9%
いいえ…30.1%

今回のランキングは「はい」と答えた方からの回答を元に作成しています。
○栃木県といえばランキング

次に、「栃木県と聞いて思い浮かべるもの」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

1位  日光東照宮(28.5%)
2位  宇都宮餃子(14.0%)
3位  鬼怒川温泉(8.9%)
4位  華厳ノ滝(6.5%)
5位  那須高原(5.1%)
6位  いろは坂(4.7%)
7位  佐野ラーメン(3.3%)
8位  足利フラワーパーク(2.3%)
8位  中禅寺湖(2.3%)
8位  宇都宮焼きそば(2.3%)
11位 那須どうぶつ王国(1.9%)
11位 那須ハイランドパーク(1.9%)
11位 日光金谷ホテル(1.9%)
11位 いちご(女峰・スカイベリー)(1.9%)
15位 来らっせ 本店(1.4%)
15位 戦場ヶ原(1.4%)
17位 塩原温泉郷(0.9%)
17位 奥日光湯元温泉源泉(0.9%)
17位 日光街道(0.9%)
17位 那須国際短編映画祭(0.9%)
17位 霧降高原(0.9%)
17位 東武ワールドスクウェア(0.9%)
17位 かてそば(0.9%)
17位 かんぴょうを使った料理(0.9%)
25位 EDO WONDERLAND 日光江戸村(0.5%)
25位 大谷資料館(0.5%)
25位 湯西川温泉(0.5%)
25位 しもつかれ(0.5%)
25位 耳うどん(0.5%)
25位 さがんぼの煮つけ(0.5%)

ここからは8位までにランクインした項目について、3つのポイントやおすすめの理由などをご紹介します。
○1位 日光東照宮(28.5%)

栃木県といえばランキング、1位は「日光東照宮」でした。

日光東照宮は、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名な歴史的な神社です。徳川初代将軍である徳川家康公を祀るため、元和3年(1617年)に建設されました。

境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、全国各地から集められた名工によって、建物にはきらびやかな装飾や、5,137体の彫刻も見どころです。

1999年12月には「世界文化遺産」に登録され、現在では観光客が多く訪れる日本を代表する観光地の一つとなっています。
○3つのポイント

1.飽きない名所:数多くの建造物やその装飾、一日中眺めていても飽きないと言われる「陽明門」など、魅力的な名所が数多くあります。
2.動物の彫刻たち:神厩舎の長押上に施される「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿彫刻や、江戸時代に活躍した彫物の名手「左甚五郎」が彫ったとされる「眠り猫」も有名です。
3. 歴史を感じる大祭儀:「5月の春季例大祭」と「10月の秋季大祭」では、「流鏑馬神事」や、1,200余名が参加する「百物揃千人武者行列」などが行われます。
○おすすめする理由

「何度訪れても荘厳な建物に飽きがこないから。」(男性・54歳)
「世界遺産に登録されていて、美しく、見ごたえがあるから。」(男性・47歳)
「見ざる・言わざる・聞かざるが有名だから」(女性・49歳)

○2位 宇都宮餃子(14.0%)

2位は「宇都宮餃子」でした。

宇都宮市では、第二次世界大戦後に中国から帰国した人から餃子が伝わり、食べられる文化が定着してきたという説があります。

夏暑く冬寒い宇都宮市では、スタミナをつけるために餃子が良いとされ、人気が高まったとも言われているのだとか。

JR宇都宮駅西口にたたずむ餃子の皮を身にまとったヴィーナス「餃子像」がシンボルになるほど、宇都宮は餃子が目玉とされる市となっています。
○3つのポイント

1.餃子購入額が日本一:調査の結果、餃子購入額が日本一であったことから、宇都宮市は「餃子の街」として定着しました。
2. 約80店舗の餃子専門店:市内には、宇都宮餃子会加盟の専門店だけでも約80の店舗があり、店によって特色のある美味しい餃子を気軽に味わえます。
3.餃子愛が炸裂する年一行事:毎年11月の第一土日には「宇都宮餃子祭り」が催され、2日間で約15 万人以上が会場を訪れています。
○おすすめする理由

「毎年、餃子選手権でメデイアを賑わせていて、ナンバー1に数々なっていて有名だから。」(男性・60歳)
「行列ができるほど名店が多くて、美味しいから。」(男性・33歳)
「宇都宮といえば餃子という感じ。餃子日本一を競っているイメージがあるから。」 (女性・41歳)

○3位 鬼怒川温泉(8.9%)

3位は「鬼怒川温泉」でした。鬼怒川温泉は、年間宿泊利用人員で全国上位にランクインする大温泉地。17世紀末の江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許された、由緒正しき温泉と言われています。

明治以降に一般開放されてからは、鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルが建ち並び、多くの観光客が訪れる関東有数の大型温泉地として発展しました。
○3つのポイント

1.疲労回復に効く泉質:鬼怒川温泉はアルカリ性の泉質を持ち、神経痛や五十肩、疲労回復や健康増進に良いとされています。
2.観光地としてのバラエティ豊かさ:温泉地周辺には江戸ワンダーランドや東武ワールドスクウェアなどのテーマパークも多く、お子様連れにもおすすめです。
3.自然を楽しむアクティビティ:鬼怒川を舟で下る「鬼怒川ライン下り」は、観光客から人気のアクティビティとして知られています。
○おすすめする理由

「全国的に有名だから。」(女性・31歳)
「身体が休まって疲れがとれたから。」(男性・39歳)
「日本有数の温泉地だから。」(男性・62歳)

○4位 華厳ノ滝(6.5%)

4位は「華厳ノ滝」でした。華厳ノ滝は、中禅寺湖を流れ出た大尻川の水が、高さ97メートルの大岸壁を一気に落下する豪快な『直下型』の滝です。間近では、爆音とともに水しぶきが弾ける豪快な姿が見られます。

エレベーターで行ける観爆台や、展望スポット「明智平」から眺めるのがお薦めです。
○3つのポイント

日本の三大名瀑の一つ:華厳滝は、那智の滝・袋田の滝と共に、日本を代表する滝として知られています。

いわずと知れたパワースポット:ダイナミックな自然がもたらす、神秘的な感覚が心身を刺激します。

四季折々に違う景色:6月にはイワツバメが滝周辺を飛び回り、1月から2月にかけては周囲に流れる「十二滝」が凍ることで滝全体がブルーアイスに彩られるなど、四季により違った景色を楽しめます。

○おすすめする理由

「滝の流れが豪快だから」(男性・63歳)
「行くたびに荘厳な雰囲気に感心するから。」(男性・56歳)

○5位 那須高原(5.1%)

5位は「那須高原」でした。栃木県北部、那須火山群の南東に広がる「那須高原」。避暑地としても人気の高い那須高原は、全国的にも名高い「那須温泉郷」の他、近年では大型レジャー施設、ゴルフ場、別荘、ペンションなどが増え、一大リゾート地を形成しています。四季折々の美しい自然や、牧場で暮らす動物たちなど、生き物との触れ合いも充実しており、子どもから大人まで楽しめるお出かけスポットです。
○3つのポイント

1.季節毎の絶景:春はレンゲツツジ、秋はリンドウや紅葉が高原を彩ります。
2.恋人の聖地にも認定:標高1,048メートルに位置する那須高原展望台は、昼夜問わない絶景が堪能できることから、全国で100番目の『恋人の聖地』に登録されました。
3. 西暦630年から続く硫黄臭漂う温泉:那須高原には、古くに発見された「鹿の湯」をはじめ、多くの温泉が集まっています。
○おすすめする理由

「なんといっても景色が良いから。」(男性・45歳)
「自然豊かで良いところだったから。」(男性・61歳)

○6位 いろは坂(4.7%)

6位は「いろは坂」でした。いろは坂は、標高差が約440メートルある急坂である、坂途中に現れる絶景が楽しめるスポットです。

下り専用の第一いろは坂と、上り専用の第二いろは坂を合計すると48か所の急カーブがあり、カーブごとに「い」「ろ」「は」「に」「ほ」「へ」「と」・・・の看板が設置されています。
○3つのポイント

絶好のドライブコース:男体山、中禅寺湖、華厳の滝など、栃木に来たら訪れたい観光スポットを一気に楽しむことができます。
2.秋の絶景:いろは坂は、秋には日光で最も紅葉の美しいスポットとして、通常20分のほどの行程が2〜3時間の渋滞となるのだそうです。
3.最も美しい観覧ポイント:第二いろは坂途中の「明智平展望台」からの景色は抜群で、第一いろは坂を望むこともできます。

○おすすめする理由

「ドライブに最適で、景色も最高だから。」(男性・28歳)
「大変素晴らしい景色で、大変風情があるため。」(男性・63歳)

○7位 佐野ラーメン(3.3%)

7位は「佐野ラーメン」でした。佐野ラーメンとは、佐野市を中心に、広く食べられているご当地ラーメンのこと。大正の初め中国人の料理人が伝えた青竹打ちラーメンがルーツであり、昭和初期に人口が約5万人だった街に160軒近いラーメン店があったと言われています。

縮れた麺と、佐野市のおいしい水で作るあっさり醤油味のスープの相性がばっちりで、毎日食べても飽きの来ないさっぱりとした味が特徴です。

昭和63年には「多くの人に美味しい佐野ラーメンを食べてもらいたい」という想いから、市内のラーメン店が集まって「佐野らーめん会」も発足しました。
○3つのポイント

1.ご当地ならではの麺製法:出流原弁天池の湧き水に代表される良質な水で練られた小麦の生地を、青竹を使った「青竹打ち」の製法で打った麺が特徴とされています。
2.ラーメンの文化を守るコミュニティー:市内のラーメン店が集まる「佐野らーめん会」には、令和元年の段階で67の加盟店が存在するほどの大きな組織となっています。
3.嬉しい年一行事:2月25日の「佐野らーめんの日」には、佐野らーめん会に加盟するラーメン店で特別サービスを行っています。
○おすすめする理由

「何回も食べに行くほどおいしいから。」(男性・45歳)

○8位 足利フラワーパーク(2.3%)

8位は「足利フラワーパーク」でした。足利フラワーパークは、日本の栃木県足利市に位置する美しい花のテーマパークです。樹齢160年におよぶ大藤と四季折々の花が楽しめる場所として、観光客から人気のスポットとなっています。春に見られる藤の花は、うす紅、紫、白、黄色の順番で咲き、約1ヶ月間楽しめます。

2014年には、CNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10カ所」に選ばれ、ますます注目される観光スポットとなっています。
○3つのポイント

1.圧巻の藤棚:園内には栃木県天然記念物に指定される、長さ80メートルにも及ぶ藤棚があり、その壮観な景観は多くの観光客を魅了しています。
2. 日本三大イルミネーションに認定されるイベント:秋には20,000株の「アメジストセージ」が園内一面むらさき一色に染め、10月中旬~2月中旬にかけて「光の花の庭」が開催されます。
3.お土産にも「藤」が人気:お土産には、国産100%のこしあんを使用した藤まんじゅうが一番人気。その他、藤の香りのルームフレグランスジェル、藤の花のエキス配合のハンドクリーム、藤染めハンカチなどもおすすめです。
○おすすめする理由

「広いし、見どころも多いから。」(男性・58歳)

「雰囲気が良くてとても楽しいから。」(女性・48歳)

○8位 中禅寺湖(2.3%)

8位には「中禅寺湖」もランクイン。中禅寺湖は日本で最も高所にある湖であり、その海抜高度は1,269メートルに及びます。その歴史はおよそ2万年前まで遡り、男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれています。

日本百景にも選定されており、湖畔には、日光二荒山神社中宮祠、日光山中禅寺(立木観音)、中禅寺温泉があり、年間を通して人気の観光スポットになっています。
○3つのポイント

遊覧船での観光コース:遊覧船に乗って水上からの景色を楽しむのもオススメの観光プランです。紅葉シーズンには「紅葉廻り」コースも運行されます。
2.四季それぞれの見どころが満載:男体山のふもとに広がるのどかな湖畔からは季節によって様々な景観を楽しめますが、特に初夏のツツジや秋の紅葉が有名です。
3.アウトレジャーが楽しめる:湖には遊覧船の他、キャンプ場や貸しボートも楽しめます。

○おすすめする理由

「標高の高さと湖のコンストラストが秀才だから。」(男性・40歳)

○10位 宇都宮焼きそば(2.3%)

そしてもう一つ、8位には「宇都宮焼きそば」もランクインしました。

太麺と後がけのソースが特徴の栃木県のご当地グルメ「宇都宮焼そば」です。具材には目玉焼き、豚肉、ハム、キャベツ、紅ショウガをトッピング。後がけのソースでお好みの味に調整できるのが、おいしさのポイントです。
○3つのポイント

1.「あとがけソース」で自分好みの味に:仕上がったやきそばに、好みでソースをあとがけするのが宇都宮流の焼きそばです。
2.麺は蒸し焼きに:麺は醤油ベースの出し汁で蒸し焼きにして、もちもち食感を引き出しています。
3.宇都宮焼きそばを通じた地域づくり:「宇都宮やきそば会」を結成し、宇都宮焼きそばを通じて地域を盛り上げる活動が行われています。
○おすすめする理由

「有名なB級グルメだから。」(男性・40歳)

○栃木県のおすすめの季節は?

最後に、「栃木県を訪れるのにおすすめの季節」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

秋(9月~11月)… 37.3%
春(3月~5月)… 29.7%
夏(6月~8月)… 17.5%
年間通しておすすめ… 10.8%
冬(12月~2月)… 4.7%
○秋(9月~11月)がおすすめの理由

「秋は餃子以外にも山の幸があるから。」(男性・42歳)
「日光いろは坂の紅葉が美しいから。」(男性・49歳)
「那須連山の紅葉が素晴らしいから。」(男性・70歳)
○春(3月~5月)がおすすめの理由

「桜の日光街道が気持ちいいから。」(男性・28歳)
「那須高原や中禅寺湖の新緑が綺麗だから。」(男性・55歳)
「イチゴの季節だから。」(男性・33歳)
○夏(6月~8月)がおすすめの理由

「栃木は海がないけど山や自然豊かだから。」(男性・54歳)
「清閑な場所で、夏の暑さもあまり感じることはないと思うから。」(女性・55歳)
「涼しいし緑が素敵でだから。」(男性・61歳)
○年間通してがおすすめの理由

「自然がいっぱいで、どの季節もそれぞれの良さがあるから。」(女性・49歳)
「一年を通じて、楽しめる場所だから。」(男性・64歳)
「夏の高原や、秋の紅葉も素晴らしいと思うから。」(女性・44歳)
○冬(12月~2月)がおすすめの理由

「温泉に入りながらの雪景色がよいから。」(男性・70歳)
「温泉、イルミネーション、いちごなど冬に楽しめるものが多いから。」(男性・33歳)
「いちごが採れたてで一番美味しい時期だから。」(男性・74歳)
○栃木県の自然が織りなす、観光地や食材が上位に

栃木県といえばランキングをご紹介しました。1位「日光東照宮」、3位「鬼怒川温泉」、4位「華厳ノ滝」、5位「那須高原」と上位には観光地がランクインする結果に。豊かな緑や四季それぞれで異なる彩りを魅せる花々など、栃木県の観光地はちょっとした気分転換で気軽に行けるおでかけ先としておすすめです。

また、2位「宇都宮餃子」、7位「佐野ラーメン」、8位「宇都宮焼きそば」と、長年親しまれるグルメも、栃木県の魅力であることがわかりました。

ほかにもいちご(女峰・スカイベリー)、かてそば、耳うどんといった栃木県の自然が活かされた食べ物や、那須どうぶつ王国、那須ハイランドパークといった那須の施設など、魅力がたくさん。自然のパワーを浴びてリフレッシュしたいと考えている方は、ぜひ栃木県に立ち寄ってみてくださいね。

調査時期: 2024年3月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計306人(男性:228人、女性:78人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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