熱中症対策は5月から、熱中症対策飲料売上No.1「アクエリアス」が啓発イベントを実施 - 東名阪での無料配布も

日本コカ・コーラは、熱中症対策には欠かせない水分補給を呼び 掛ける啓発活動のひとつとして「アクエリアスNEWATER (ニューウォーター)」のサンプリングなどを行うイベント「はたらく人の給水所」を4月より東京・大阪・愛知で実施する。

本イベントの実施にあたり、4月22日に東京・八重洲で行われた取材会では、日本コカ・コーラの川瀬保菜未氏が、「アクエリアス」ブランドがいち早く熱中症対策啓発活動を実施する目的などを紹介。大阪公立大学都市健康・スポーツ研究センター教授の岡﨑和伸氏も出席し、早期化する熱中症リスクや、水分補給の重要性について語った。
○■水分補給を呼び 掛けるサンプリングイベント「はたらく人の給水所」

熱中症対策飲料売上No.1(熱中症対策飲料市場における 2023年度のブランド別売上実績 (TPCマーケティングリサーチ調べ))として、熱中症対策には欠かせない水分補給を呼び掛ける啓発活動を行っているスポーツドリンク「アクエリアス」ブランド。

昨年はレギュラー品の「アクエリアス」が好調なセールスを記録したことに加え、新製品として「アクエリアスNEWATER」を発売。“水とスポドリのいいとこどり”をキーコピーに掲げて、この4月よりパッケージリニューアルを実施した。

「『NEWATER』は、水より優れた水分補給ができるスポドリのような機能を持ちながら、働く人をターゲットに仕事中、オフィスでも水やお茶のようにゴクゴクと飲める製品です。今年は昨年にも増して猛暑になるとの予測がされており、さらに熱中症のリスクも年々早まっています。アクエリアスは熱中症対策の啓発を率先して行っていきたいと考えています」と、川瀬氏。「アクエリアス」ブランドの熱中症対策の啓発活動について語った。

「『アクエリアス』ブランドでは例年、6月末から熱中症対策に向けたコミュニケーション施策を展開しています。ただ、早い時期から少しずつ暑さに慣らしていく暑熱馴化の重要性などが増していることから、早期の熱中症対策に向けた取り組みを、5月から店頭POPを活用して展開します。No.1ブランドとしてぜひ熱中症対策の訴求をリードしていきたいですね」

今や社会問題のひとつでもある熱中症だが、どの世代においても熱中症対策や水分補給は必要不可欠だ。身近な熱中症対策として「アクエリアス」ブランドを訴求するため、あらゆるシーンでの水分補給を促すための活動を行い、今後も幅広い世代の方へ啓発活動を続けていく考えを述べた。

「まだ4月中旬ですが、東京では初夏の暑さと思えるような日が何日もありました。体が暑さに慣れていないこの時期こそ熱中症対策が重要です。リニューアル発売した『NEWATER』も働く人の水分補給をサポートすることをコンセプトにしており、熱中症対策に適した製品となっています」
○■「はたらく人のパフォーマンスAI診断」も

「はたらく人の給水所」では、オフィスワーカー向けに製品のサンプリング・配布だけでなく、表情解析AI診断を設置。体験者の表情の動きからAIがパフォーマンスレベルを5段階で診断するコンテンツ「はたらく人のパフォーマンスAI診断」も展開する。

疲れやストレスを抱えた状態では顔が強張りやすくなると言われており、表情を柔軟に動かせる人は疲れやストレスが比較的軽く、働くパフォーマンスレベルも高いとAIが判断するという。

今年も猛暑が見込まれるなか、仕事中の水分不足への対策啓発となる本イベント。ゲストとして招かれた岡崎教授は早期化する熱中症リスクや、仕事中の水分補給の重要性などの熱中症対策について説明した。

「どんな方でもなってしまうのが熱中症です。健康な方でも朝元気だった方でも、その日に熱中症になってしまうかもしれません。また、熱中症になるのにはさまざまな背景がありますが、確実に予防できることも熱中症の特徴です。そのため、正しい知識で対処することで確実に熱中症を予防することが大切になります」

「アクエリアス」では熱中症対策実態調査を実施、その調査結果も公開中だ。そこでは若年層においても知らず知らずのうちに熱中症に陥るリスクが高まっている実態なども紹介されている。

熱中症のリスクが国内で年々高まっている背景には、近年の平均気温の上昇や都市部のヒートアイランド現象の深刻化。暑熱に弱い高齢者人口の増加といった影響もあるようだが、具体的な熱中症対策で重要な考え方は、「暑さを避ける」「体を冷やす」「適切に水分を補給する」「暑熱順化(暑熱に慣れる)」の4つに集約されるという。

「まずは暑さを避けること。そのためには自分がどれだけいま危ない環境にいるのか、今の気候がどれだけ熱中症になりやすいのか、暑さに気づくことも非常に重要です」

もし暑さにさらされても体を冷やすことや、脱水の予防・解消のために適切な水分補給を行うことも、もちろん大切だ。

「暑さに慣れることも必要です。まだけっこう涼しい日も多いので、皆さんまだまだ暑さに慣れていないと思います。こうした時期は少し暑くなっただけでも熱中症になりやすい。暑さに慣れるためには、気候に合わせて少しずつ外で元気に動いていただくことも効果的です」

猛暑が長期化しているなかで、忙しいとつい忘れがちな水分補給。その重要性について啓発活動を実施していくサンプリングイベント「はたらく人の給水所」は、有楽町(東京交通会館 サンプリングスペース、5月7日〜5月9日)、梅田(ディアモール大阪 ディーズスクエア、5月13日〜5月15日)、名古屋(JRゲートタワー イベントスペース、5月20日〜5月22日)でも実施予定だ。

東京駅でのサンプリング本数は1.5万本。3都市4カ所でのサンプリング総数は6万本を予定しているという。他にも様々な場所ではたらく人の給水所として、東京・大阪・名古屋のタクシーやコワーキングスペースでも「NEWATER」の無料配布を実施するという。

伊藤綾 いとうりょう 1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催 @tsuitachiii この著者の記事一覧はこちら

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